宮嶋康彦写真展「新約 日光山」(オリンパスギャラリー大阪)


(c)宮嶋康彦


日光山は西暦 781年、勝道という一人の僧によって開山された。やがて山岳宗教の聖地に発展していく。修験道の霊場として関東地方に雄飛した日光山だが、2011年3月11日に発生した大地震は、1200年続いてきた霊域を変貌させた。1981年から撮影を続けてきた景観は見た目には変化がない。しかし、降り注いだ放射性物質が、風景の解釈を改めるよう求めてくる。わたしは今、これまで経験したことのない荘厳に直面している。天地との新しい約束を迫られている。再撮影という約束の一歩からスタートした、これが最初の個展となる。

モノクロ作品 40点(11×14in)。手漉き和紙にプラチナ・パラジウムプリント。デジタルカメラによる撮影データからモノクロネガを作成。

出展作品数:モノクロ 約40点

(写真展情報より引用)

 12月9日14時から「ワークショップ・プラチナプリント実演」を行なう。参加無料、要予約(先着50名)。申し込みなど詳細は写真展情報のWebページにて。

  • 名称:宮嶋康彦写真展「新約 日光山」
  • 会場:オリンパスプラザ大阪
  • 住所:大阪市西区阿波座1-6-1 MID西本町ビル
  • 会期:2012年12月6日~2012年12月19日
  • 時間:10時~18時(最終日は15時まで)
  • 休館:日曜・祝日



(本誌:鈴木誠)

2012/11/21 14:34