【CP+】「OM-D E-M5」をアピールしたオリンパスブース

~新レンズモックアップも展示

 オリンパスブースでは、CP+2012の開幕前日に発表したマイクロフォーサーズカメラ「OLYMPUS OM-D E-M5」を大々的にアピールした。なお、機種の詳細についてはこちらを参照されたい。

OM-D E-M5オリンパスブース

 午前中にブースでOM-D E-M5の発表会を実施。オリンパスイメージング取締役マーケティング本部長の小川治男氏は、「OM-D E-M5は本当にいい画質を実現した。このサイズで防塵防滴性能を備えるなど、持ちうる技術はすべてつぎ込んだ。PENシリーズ同様に育てていきたい」と話した。

オリンパスイメージング取締役マーケティング本部長の小川治男氏(中央)OM-D E-M5のハンズオンコーナーは大盛況だった

 OM-Dは製品カテゴリーの名称となり、小川氏によれば今後同カテゴリーでのさらなる展開を検討しているという。また同氏は「OM-D E-M5はまだ“プロ機”とは呼べないが、このカテゴリーでプロ機と呼べるカメラがあってもおもしろいだろう」とも述べた。

 OM-D E-M5はカウンター式のハンズオンコーナーに実機を展示している。ただ、台数が多くないため、初日の午前中ながら行列ができており、触れるまでに20分ほどを要する人気ぶりだった。

 上下可動式のタッチパネルを搭載
シルバーもラインナップ。装着レンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
パワーバッテリーホルダーを装着したところ
パワーバッテリーホルダーは上部のみで、グリップとしても使用可能同梱のストロボも防塵防滴仕様

 ハンズオンコーナーでは実機のほか、縦位置グリップ、付属ストロボ、クリップオンストロボの新製品「FL-600R」といった各種のアクセサリーも試すことができる。

 OM-D E-M5は、ボディ正面に2つのダイヤルを備えており各パラメーターの操作ができる。新機能の「ハイライト・シャドーコントロール」は、EVFでトーンカーブを見ながら明るさを調節できる機能。ハイライト側とシャドー側をそれぞれのダイヤルでコントロールできるため、直感的ながら、微妙な調整が可能だった。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2を装着したところ防塵防滴マウントアダプター「MMF-3」を介してZUIKO DIGITAL 150mm F2 EDを装着したところ
同じくMMF-3の防塵性能をアピールする展示もあったM.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZを装着したOM-D E-M5のカットモデル
撮像素子塗装前のマグネシウムボディ

 センサーは高感度ノイズもOLYMPUS PEN E-P3より低減しているが、ダイナミックレンジもE-P3比で2段分程度アップしているという。ブースには、明暗差のあるシーンを撮影したプリントも展示していた。

ハイライト・シャドーコントロール機能を新搭載
ブースではOM-D E-M5のカタログも配布しているOM-D E-M5のターゲットユーザー
OMシリーズの紹介も行なった
M-1。ブースには歴代OMシリーズを展示しているOM-1
OM-2OM-4
OM-3OM-3Ti

 

同社では、2本のマイクロフォーサーズ用レンズもCP+に合わせて開発発表した大口径望遠レンズとなるM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
カメラへの装着例
等倍の中望遠マクロレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
カメラへの装着例

 OM-D E-M5のほかは、PENシリーズやフォーサーズ機も展示してあり、レンズバーでは好みのレンズも試すことができる。

OLYMPUS PEN E-P3なども試すことができるレンズバーでは好みのレンズを操作可能
オリンパス製のレンズ交換式デジタルカメラを持参すると「OM-1ミニチュアストラップ」がもらえる。数が限られているため先着順となる。“レンズ交換”が可能

 またコンパクトデジタルカメラの春モデルも一堂に展示してあり、自由に試すことができる。

Tough TG-820Tough TG-620
SZ-14SP-620UZ
VG-170




(本誌:武石修)

2012/2/9 15:29