写真展「PARIS SERA TOUJOURS PARIS! - エリオット アーウィットが見つめたパリ」(シャネル・ネクサス・ホール)


『「パリ変わらぬパリ、世界で一番美しい街」という歌があります。少し尊大な感じがするかもしれませんが、実際パリは本当にそうなのです。美しさはたいてい表面にありますが、そこに本質が宿ると強力な磁石になります。それこそが私が撮ろうとしているパリなのです----。』 このように語るエリオット アーウィットは、フランスを愛する両親のもとパリで生を受け、幼い頃をミラノで過ごしました。陸軍に入りフランスに配属されたのをはじめ、今までに数え切れないほどパリを訪れ、パリに強い愛着を感じています。本写真展の作品の数々は、第二次世界大戦直後から今日に至るまで、愛機ライカを片手に何度となくパリを訪れる中で誕生していきました。アーウィットの”パリ”の写真には、古きパリと新しいパリがともに記録され、パリといえば連想されるようなロマンチックなイメージは伴いません。そこには、持ち前のウィットに富んだ観察力で、パリっ子とその犬の日常生活から、絶妙でしばしば喜劇的な一瞬が引き出されています。それは誰もみたことのない瞬間、見る者を深く考えさせ、物語を想像させます。本写真展では、近年出版された『Elliott Erwitt's Paris』(teNeues、2010)から厳選した作品をご紹介します。(写真展情報より)

 シャネル・ネクサス・ホールでは2日、写真展の一般オープンに先がけてレセプションパーティを開催。会場にはエリオット・アーウィット氏本人が登場し、シャネル代表取締役社長のリシャール・コラス氏とともに挨拶した。

 なお、横浜市内で2012年1月から3月にかけて開催される「フォト・ヨコハマ2012」では、特別企画として「エリオット・アーウィット スペシャルウィーク」を実施。2月9日にパシフィコ横浜でトークショーを開催(事前登録終了)するほか、インターコンチネンタルホテル2階エントランス横では2月4日〜2月12日まで代表作の特別展示を行なう(入場無料)。

  • 名称:「PARIS SERA TOUJOURS PARIS! - エリオット アーウィットが見つめたパリ」
  • 会場:シャネル・ネクサス・ホール
  • 住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階
  • 会期:2012年2月3日~2012年2月29日
  • 時間:12時~20時
  • 休館:無休
  • 入場:無料

Photo by Mariko Tagashira




(本誌:鈴木誠)

2012/2/3 19:04