「自分が写っている写真に不満」〜写真に対する女性の意識調査


 カシオは9日、女性を対象としたアンケート調査「写真に対する意識」の結果を発表した。女性向けデジタルカメラ「EXILIM ZOOM EX-Z800」の9月10日発売にちなんだもの。「自分が写っている写真に不満」、「撮られるのは好きではない」など、写真に対する女性の不満が垣間見えた。

EXILIM EX-Z800。顔を検出すると自動的に自分撮りを行なう機能を搭載

 調査は、20代から50代までの女性800名(20代・30代・40代・50代から各200名ずつ、各年代でA型・B型・O型・AB型を各50名ずつ)を対象に、「写真に対する意識」についてインターネットで実施した。調査期間は8月30日および8月31日。対象地域は日本全国。

 「自分が写っている写真で満足している写真は何割ですか」という質問に対しては、満足している写真の割合は約3割にとどまるという。その理由として約8割が、「自分の表情が変」と回答した。「自分以外の人が目をつぶっている」、「ピンボケしている」、「写真が暗い」は回答が少ないことから、カシオでは「写真の出来栄えよりも人」、「他人より自分」という女性心理がうかがえるとしている。

 また、「デジタルカメラを購入する際に欲しい機能は何ですか?」(複数回答)という質問に対しては、「高感度撮影」(64.9%)、「画面の美しさ」(55.9%)、「高倍率ズーム」(52.5%)、「長電池寿命」(47.4%)などに次いで、44%が「美顔撮影」機能が欲しいと回答している。

 カシオは「大画面表示」(22.5%)や「連写撮影」(15.5%)、「フルHDムービー」(11.8%)、「パノラマ撮影」(10.9%)、「3D撮影」(3.5%)よりも多いことを挙げ、「女性にとって、写真の決め手は自分の“顔”といえそう」と説明している。

「自分が写っている写真で、自分を見た際に大事だと思うポイント」という質問(必ず2つ回答)には、「笑顔」と回答した人が全体の5割以上を占めた。また、「表情がやわらかい」も全体の4割以上の回答を得ている。

 また、年代が高いほど「若く見える」、「しみ・しわが目立たない」のポイントが高いのは当然として、若い世代ほど「目が大きく見える」「肌がきれいに見える」を挙げた。

 「あなたは写真を撮るのが好きですか、撮られるのが好きですか」という質問もある。「撮られる方が好き」は1.8%、「どちらかというと撮られる方が好き」は15.8%と、ともに少数にとどまっている。カシオでは「顔の写り方を重要視する女性は、『どうせ綺麗に写らないから』と思っている気持ちの表れではないでしょうか」と分析している。

 そのほか、「自分が写っている写真で満足していない理由」については、40代女性の33.5%が「疲れてみえる」を回答。「デジタルカメラを購入する際に欲しい機能は何ですか?」という質問で、「3D撮影」と回答した人は3.5%と少なかった。

 EXILIM ZOOM EX-Z800は、「女子カメ」の愛称を冠するなど、女性向けを意識したコンパクトデジタルカメラ。有効1,410万画素CCD、光学4倍ズームレンズ、2.7型液晶モニターなどを備える。顔を検出すると自動的に撮影する「自分撮り」や、ネイル撮影モード、ハート型フォーカスフレームなど、女性が楽しめる機能を満載しているという。

 カラーバリエーションは、スパークリングシルバー、ピーチピンク、チェリーピンク、レモンイエロー、ハワイアンブルー。店頭予想価格は2万円台半ばの見込み。




(本誌:折本幸治)

2010/9/9 19:44