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一部のシグマ製レンズ、EOS-1D X Mark IIで正常動作せず

測光モードによっては露出アンダーに

対象レンズの1つ「SIGMA 20mm F1.4 DG HSM | Art」

シグマは5月27日、同社製レンズとキヤノンEOS-1D X Mark IIとの組み合わせにおける不具合を告知した。

「SIGMA 20mm F1.4 DG HSM | Art」「SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art」「SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM」をEOS-1D X Mark IIに装着し、測光モードを「評価測光」または「中央部重点平均測光」に設定し撮影した場合、撮影画像が露出不足(露出アンダー)になるというもの。

シグマではレンズの対応ファームウェアの準備を進めているという。公開日については改めて告知するとしている。

併せて、同社製レンズをEOS-1D X Mark IIで使用する際の注意点も告知した。

これによると、MO(マニュアルオーバーライド)機能搭載レンズで、MO機能は使用できない(通常仕様のフルタイムMFは可能)。

また、カメラ本体の「レンズ光学補正」機能の「周辺光量補正」「色収差補正」「回折補正」および、「歪曲収差補正」は使用できず、正常な画像にならないため、これらの補正機能を「しない」に設定する必要がある。他のカメラボディでも「レンズ光学補正」の機能は使用できない。

(本誌:武石修)