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キヤノン、スピードライト最上位モデル「600EX II-RT」

耐熱性アップで発光回数が増加 純正外部バッテリーも

キヤノンは、クリップオンストロボ「スピードライト600EX II-RT」を2016年7月に発売する。希望小売価格は税別7万2,000円。

現行フラッグシップ「スピードライト600EX RT」の後継機種。防塵・防滴性能や電波通信によるワイヤレス機能を継承しながら、連続発光回数や操作性を向上した。

旧機種から光学設計や内部構造、材料の見直しを行なうことで、内部温度の上昇や耐熱性を引き上げている。さらに発光間隔を温度上昇の度合いに応じて段階的に制御することで、非発光の頻度を低減。外部電源接続時の発光回数を約1.1倍~2倍に向上しているという。

操作性の改善点は、モード選択やマニュアル発光量をボタンとダイヤルで併用するようにしたほか、表示パネルにマスターストロボの充電状態を表示するように変更したこと。従来の操作方法ではモード変更ボタンを何度も押す必要があり、意図しないモード変更が起こりやすかった。

ガイドナンバーは約60、バウンス角度は上90度、下7度、左右各180度。露出制御方式はE-TTL II/E-TTL/TTL自動調光、マニュアル発光、マルチ発光、外部調光オート、外部調光マニュアルに対応。

電源は単3電池×4。アルカリ乾電池使用時の発光回数は約100~700回。電波通信による連続ワイヤレス撮影可能時間は、約9時間。

外形寸法は約78.7×143.2×122.7mm。重量は約435g(電池別)。

アクセサリーとして、バウンスアダプター「SBA-E3」を同梱するほか、同じく7月発売の外部電源「CP-E4N」(希望小売価格・税別2万7,000円)を用意する。

バッテリーパックCP-E4N

(デジカメWatch編集部)