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ハッセルブラッド、1億画素中判一眼レフ「H6D」がお披露目
ソニー製CMOSセンサー使用 タッチパネル液晶など装備
Reported by 本誌:武石修(2016/4/12 19:32)
ハッセルブラッド・ジャパンは新型の中判デジタルカメラ「H6D」シリーズの発表会を都内で開催した。
既報の通り、H6Dシリーズは1億画素の「H6D-100c」(希望小売価格・税別378万円)と5,000万画素の「H6D-50c」(希望小売価格・税別378万円)の2モデルからなり、4月7日に世界発表していた。
ハッセルブラッド プレジデントAPACのWilliam Penrice氏は、「H6Dは、ハッセルブラッド75周年記念製品の第1弾。75年間の技術革新と情熱を込めたもので、光学性能に対するコミットメントがある。H6Dはユーザーのクリエイティビティの助けになる」と挨拶した。
従来モデルのH5Dに対して、人間工学に基づいたボディデザインや見やすいという光学ファインダーを継承する一方、電子プラットフォームを一新。USB 3.0コネクター、タッチパネル式の液晶モニター、CFastとSDカードのデュアルスロットなどを装備して使い勝手を高めた。H6Dのバック部分はH5Dでは使用できない。
いずれもソニー製のCMOSセンサーを採用。Dレンジは15段で、「ディテールの忠実な再現に繋がる」(同社)とする。H5Dからは色再現性も向上させた。ハッセルブラッド・ジャパンによると、H6D-100cのセンサーはPhase Oneの中判デジタルカメラ「XF 100MP」と同じものという。
液晶モニターは約92万ドットの3型。日本語表示にも対応する。タッチパネルでは撮影パラメーターも変更可能。「三脚使用時には使いやすいのではないか」(説明員)。ライブビュー撮影にも対応している。
記録メディアスロットは、両スロットへの順次書き込み、同時書き込み、RAWとJPEG別の記録などに対応する。
対応するレンズを装着した場合、新たに1/2,000秒のシャッターが切れるようになった。ストロボも同調する。
本モデルもスウェーデンで生産される。なおH6Dは、保証期間が従来の1年から3年に延びている(要登録)。