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キヤノン、手ブレ補正効果4段分の「PowerShot G7 X Mark II」

DIGIC 7を採用する1インチ高級コンパクト

キヤノンは、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot G7 X Mark II」を4月下旬に発売する。価格はオープンプライス。直販価格は税別7万7,800円。

2014年10月に発売した1型センサー機「PowerShot G7 X」の後継モデル。画像処理エンジンが従来のDIGIC 6からDIGIC 7になったのが大きなトピックで、新たに「デュアルセンシングIS」などのアップデートが入った。

外観では、従来無かったグリップが付いた。

デュアルセンシングISは、これまでのジャイロセンサーからの情報に加えて、撮像センサーの情報も処理することで効果を高めた手ブレ補正機構。補正効果は従来の3段から4段分にアップした。体の揺れによるゆっくりとした大きなブレにも強くなったという。

また、新エンジンによって従来比最大約14倍の情報を用いたノイズリダクションが可能になった。ISO1600のエッジノイズは従来機のISO800と同等レベルに軽減した。

オートライティングオプティマイザも進化した。これまで暗いところを明るく補正した際にコントラスト低下が一部で見られたが、新エンジンでは暗部のコントラストを保ったまま自然な補正を実現した。

絞り込んだ際に発生する回折現象による解像感低下も、新エンジンによって抑えている。

加えて、AUTOモードで主被写体の検出性能が向上したほか、人物への追尾性能が高まった。人物の顔を識別して追尾するため、別の人物とすれ違っても追尾できるという。また、人物以外の追尾で被写体の大きさが変わっても、従来より追尾が外れにくくなっている。

新エンジンでは流し撮り性能も向上。カメラのパンニング速度、被写体の速度と方向を解析し、適切な撮影設定となる。背景を綺麗に流した写真が撮れるという。流しの効果は大/中/小から選択できる。

撮像素子は有効2,010万画素の1型CMOSセンサー。従来モデルは有効2,020万画素だった。最高感度は従来と同じISO12800。ピクチャースタイルにはEOS 5Dsなどで採用されている「ディテール重視」が加わった。フルHD動画も記録できる。

レンズは35mm判換算での焦点距離24-100mm相当F1.8-2.8で、従来と同じ。液晶モニターは約104万ドットの3型。上180度に加えて、新たに下45度にもチルトできるようになった。

レンズのパーツ
レンズ構成

シャッター速度にはバルブが加わった。また、タイムラプス動画ではシーンに合わせた撮影間隔のプリセットが追加された。

引き続きレンズ部分にコントローラーリングを備える。クリックストップのありとなしを切り替えることが可能。

Wi-FiおよびNFC機能も備える。

外形寸法は105.5×60.9×42mm、重量は約319g。

透視図