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キヤノン、A2対応プリンター「PRO-1000」

新インク、新ヘッド、新エンジンを搭載 用紙を空気で安定させる技術も

キヤノンは、A2出力に対応したプロ向けのインクジェットプリンター「imagePROGRAF PRO-1000」を2月25日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税別16万円弱の見込み。

2015年11月に開催されたCanon Expoにおいて、次世代PROインクジェットプリンターとして展示されていた製品のひとつ。

これまでキヤノンが展開していたプロ・ハイアマチュア向けライン「PIXUS PRO」になかった、A2出力に対応する新プリンター。印刷業界向け「imagePROGRAF」の名称を冠するものの、プロフォトグラファーやフォトスクールもターゲットに含めている。

外観上の特徴としては、前面を横切るレッドラインが目を引く。キヤノンの一眼レフカメラ用レンズ「EFレンズLシリーズ」の意匠と合わせたもので、ここからもキヤノンがこの製品をフォトグラファーに展開したい意図がうかがえる。

顔料12色の「LUCIA PRO」インク、ノズル長1.28インチのプリントヘッド、画像処理エンジン「L-COA PRO」のいずれも新設計。

プリントヘッド長はPIXUS PRO-1の0.85インチから約1.5倍に延伸され、ノズル数も1万2,288から1万8,432に拡張。スピーディーにプリントするという。A2カラー写真フチありの場合、約3.6分で出力するとのこと。インク吐出量は1/200秒単位でコントロールされる。

LUCIA PROインクのフォトブラックおよびブルーのインクには、新規色材を採用。PIXUS PRO-1のLUCIAインクに比べて、色域の拡大と暗部領域の豊かな表現が可能になったとする。インクタンクもPIXUS PRO-1から約2倍、80mlの大容量タイプを採用した。

外形寸法723×433×285mm、質量約32kgという大柄かつ重量級の筐体だが、これは本体の振動を抑えてインクの着弾精度を高めるためもある。シャーシ部はすべて金属部品から構成され、高い剛性を実現したという。

インクの着弾精度といえば、今回搭載されたキャリッジ走査時のブレを補正する動的色間補正も有効だという。センサーが検知した色ズレ量をもとにブレを補正する。

また、用紙が斜めに入ることを補正する、斜行補正機構も装備。空気の力で用紙を吸着しながら搬送するエアーフィーディングシステムも、カット紙で初めて採用した。

本体にカラーキャリブレーション機能を内蔵。実際に印刷したカラーパターンをカラー濃度センサーで読み取り、ズレを補正する。

添付ソフトのPrint Studio Pro Ver.2とコントラストリプロダクションは、デジタル一眼レフカメラ用の現像ソフト、Digital Photo Professionalなどと連携。特にコントラストリプロダクションは、デジタルレンズオプティマイザとあわせて使用することで、撮影時の鮮鋭感を維持したままのプリントが得られるとする。