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ソニー、Eマウント最高峰レンズ「G Master」を海外発表

待望の全域F2.8ズームと85mm F1.4 テレコンもラインナップ

ソニーは、Eマウントの新レンズシリーズ「G Master」3本とテレコンバーター2本を海外で発表した。日本でも順次発売するが、発売時期や価格は未定。

G Master

同社独自開発の最高峰となるレンズの新ブランド。これまでは、「Gレンズ」を最上位シリーズとしていた。技術的に困難とされる高解像と美しいボケの両立を実現したという。

85mm F1.4はFEレンズでは初めてのスペック。24-70mmと70-200mmは、現行モデルはズーム全域F4のみでF2.8は初めてとなる。

今回発表された3本はいずれも35mmフルサイズに対応する。なお、鏡胴の「G」マークがオレンジ色になっている。

FE 85mm F1.4 GM

大口径の中望遠レンズ。米国では3月に1,800ドルで発売する。

XA(extreme aspherical)レンズやEDガラスを採用し、滑らかなボケ味を謳う。絞り羽根は11枚(円形)。フレアやゴーストを防ぐナノARコーティングも施した。防塵防滴仕様となっている。

今回のG Masterシリーズで唯一絞りリングを備えている。動画向けに絞りリングのクリックストップを無効にすることも可能。AF駆動は超音波モーターSSM。

【2016/02/04】記事初出時、絞り羽根の枚数を誤って記載しておりました。正しくは11枚です。

FE 24-70mm F2.8 GM

大口径の標準ズームレンズ。米国では3月に2,200ドルで発売する。

XAレンズ、非球面レンズEDレンズを採用し、不自然な着色を抑えたとしている。絞り羽根は9枚(円形)。ナノARコーティングも施した。AF駆動はSSM。防塵防滴仕様となっている。

FE 70-200mm F2.8 GM OSS

大口径の望遠ズームレンズ。価格は未定。米国では5月に発売する。

XAレンズ、スーパーEDレンズ、EDレンズを採用。ナノARコーティングも施した。また、レンズ前面はフッ素コーティングとしている。手ブレ補正機構OSSもを備える。

テレコンバーター

テレコンバーターは、Eマウントでは初のラインナップ。「1.4x Teleconverter」と「2x Teleconverter」を用意する。価格は未定。米国では5月に発売する。

1.4x Teleconverter
2x Teleconverter

レンズとボディの間に装着することで、焦点距離をそれぞれ1.4倍、2倍にできるアクセサリー。

(本誌:武石修)