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キヤノン、EVF搭載の1型コンパクト「PowerShot G5 X」

24-100mm相当F1.8-2.8の明るいレンズ搭載

キヤノンは、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot G5 X」を10月22日に発売する。価格はオープンプライス。直販価格は税別9万1,800円。

1型センサーに加えて、比較的明るいレンズを搭載するモデル。同時発表の1型センサー搭載モデル「PowerShot G9 X」と異なりEVFを搭載するのが特徴。

撮像素子は有効約2,020万画素CMOSセンサー。最高感度はISO12800。連写速度は約5.9枚/秒。フルHD動画の撮影にも対応する。

レンズは35mm判換算での焦点距離24-100mm相当、F1.8-2.8の4.2倍ズーム。最短撮影距離は広角端が5cm、望遠端が40cm。手ブレ補正機構も搭載する。

画像処理エンジンは最新のDIGIC 6
レンズのパーツ

液晶モニターはバリアングル式で、3型約104万ドットのタッチパネル式。

EVFは0.39型約236万ドットの有機EL。接眼センサーも備える。独自の光学技術により、周辺まで高い解像感の見えを実現したとする。よりリアルタイムに近い、体感表示レート120fps(デフォルトは同60fps)の表示モードも搭載する。アイポイントは22mmで、メガネ使用でも見やすいという。

EVFの光学系
EVFは一眼レフカメラのような表示も選べる
EVFの表示は縦位置にも対応する

カメラのフロントに電子ダイヤルを装備したほか、レンズの根元にはコントローラーリングを搭載している。EVFを覗いたまま、快適に操作できるとしている。

フロントの電子ダイヤル
露出補正ダイヤルも装備
ホールド性が高いというサムグリップも備える

オートNDフィルターも搭載しており、露出オーバーになるシーンで減光(3段分)できる。

星空モードでは、寒冷地や天頂付近でピント合わせが難しいシーンでもより正確にピントを合わせることができるという。加えて、星の軌跡が途切れる現象を改善した。

ホットシューを備え、EOSと共通のクリップオンストロボなどが利用できる。また、Wi-FiおよびNFC機能も搭載する。

記録メディアはSDXC/SDHC/SDカード。UHS-Iにも対応する。電源はリチウムイオン充電池「NB-13L」。USB充電も可能。

外形寸法は112.4×76.4×44.2。バッテリーと記録メディアを含む重量は約377g。

(本誌:武石修)