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パナソニック、全域F2.8の24倍ズーム機「LUMIX FZ300」開発発表

後からピント調整「フォーカスセレクト」も レンズ横にもダイヤルを装備

パナソニック株式会社は7月16日、レンズ一体型高倍率ズームモデル「LUMX DMC-FZ300」を開発発表した。

2012年8月に発売された「LUMIX DMC-FZ200」の後継機。引き続き、全域F2.8の光学24倍ズームレンズを採用。加えて、空間認識技術(DFDテクノロジー)、4K動画記録、4K PHOTOといった、近年のパナソニック機のトレンドを取り入れている。

さらに、撮影後にフォーカス位置を自由に選択できるという「フォーカスセレクト」を搭載する予定。4K PHOTOを応用した機能で、フォーカス位置を変えながら4Kで連写撮影することで可能にするという。2015年度中のファームウェアアップデートで実現するとする。

有効画素数は1,210万画素。イメージセンサーのサイズは1/2.3型。ともにFZ200から変化はない。

レンズは11群14枚のLEICA DC VARIO-ELMARIT。35mm判換算での焦点距離は25-600mm相当。光学24倍の高倍率ズームながら、ズーム全域で開放F値F2.8を誇る。

操作面では、絞りやシャッター速度などのダイヤルを鏡筒左側にも装備。グリップを握りながら左手で操作できる。ボディ上面のダイヤルとあわせ、「繊細かつ直感的な操作が可能」という。

連写性能は約12コマ/秒(メカシャッター、AFS時)。

有機EL(OLED)によるEVFも搭載。0.39型約144万ドットで、FZ200の0.21型131.2万ドットに比べるとスペックが上がっている。

背面モニターは3型約104万ドット。タッチパネル式を採用する。

記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。

Wi-Fi機能や内蔵ストロボも備える。

(本誌:折本幸治)