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キヤノン、1型センサー&24-600mm相当の「PowerShot G3 X」
防塵防滴仕様 プラス3,000円でEVF KITも
Reported by 本誌:武石修(2015/6/18 13:35)
キヤノンは、レンズ一体型デジタルカメラ「PowerShot G3 X」を6月25日に発売する。価格はオープンプライス。直販価格は税別10万6,800円。初回5,000台限定で、EVFをセットにした「PowerShot G3 X EVF KIT」も用意する。直販価格は10万9,800円。
有効2,020万画素の1型センサーと35mm判換算での焦点距離24-600mm F2.8-5.6の25倍ズームレンズを搭載するモデル。2月6日に開発発表し、CP+2015で参考展示されていた。
同社がラインナップしている「PowerShot G1 X Mark II」(有効1,280万画素、1.5型センサー、24-120mm相当 F2-3.9の5倍ズーム)と「PowerShot G7 X」(有効2,020万画素、1型センサー、24-100mm相当 F1.8-2.8の4.2倍ズーム)に対して、大型センサーと高倍率レンズを搭載したモデルとして訴求する。
UDレンズ2枚、Hi-UDレンズ1枚、非球面レンズ4枚を採用し、ズーム全域にわたって収差を補正した。手ブレ補正機構は新たに大口径の2群を駆動することで、3.5段分の効果を実現した。これにより収差や周辺減光も抑えられたという。
本体はEOS 70Dレベルの防塵防滴構造とした。同社のレンズ一体型デジタルカメラで防塵防滴は初めて。なお、外付けEVFは防塵防滴非対応となる。
また、同社レンズ一体型デジタルカメラで初めてバルブ撮影に対応した(最長256秒、ISO3200まで)。打ち上げ花火などの撮影に有効。G3X本体に、EOS用のリモートスイッチ「RS-60E3」を装着できる。NDフィルターも内蔵する。
液晶モニターは162万ドットのタッチパネル式。上180度、下45度のチルトが可能となっている。メニュー画面などはEOSと同等のユーザーインターフェースを採用した。
ホットシューにはオプションの外付けEVF「EVF-DC1」(発売済み。税別3万3,000円)を装着可能。またEOS用のストロボやトランスミッターなども使用可能。
NFC対応のWi-Fi機能も備える。60pのフルHD動画を撮影可能。
外形寸法は123.3×76.5×105.3mm。バッテリーと記録メディアを含む重量は約733g。
レンズフードフィルターアダプター「LH-DC100/FA-DC67B」も用意する。価格は税別4,500円(セット販売)。フードとフィルターの同時装着が可能となる。
専用ケースとして「CSC-G5」も用意。直販価格は税別7,000円前後の見込み。