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フルサイズのMマウントデジカメが開発中!?

世界初“真のデジタルレンジファインダー”?

スタートアップ企業のKONOSTは、35mmフルサイズセンサーを搭載したMマウントのデジタルカメラ「KonostFF」を開発中だとWebサイトで公表している。2016年初期に発売するという。

KonostのWebサイトから

KonostFFは、フルサイズの2,000万画素CMOSセンサーを搭載したモデルで、“M-mount”を採用するレンズ交換式カメラ。世界初の“True Digital Range Finder”(真のデジタルレンジファインダー)を備えるとする。

公開されている動画によれば、MFで操作し“OVF”で二重像を合致させることでピントを合わせる。現時点で詳細な仕組みは明らかになっていないが、従来のレンジファインダーの回転するミラーとプリズムに代わって2つめのイメージセンサーと画像処理を用いてファインダーに二重像を映すという。

“Digital Range Finder”を採用することでコストを下げ、“競争力のある価格”で提供するとしている。

KonostFFは、2014年3月から台湾で開発を開始し、2014年11月にはプロトタイプのセンサーチューニングが完了しているという。

センサーはベルギーのCMOSIS製。感度はISO100~ISO6400。CMOSISのセンサーはライカMが採用している。

絞り優先AEも可能。最高シャッター速度は1/4,000秒。背面には4型のモニターを備える。ボディはアルミ合金製。記録メディアはSDXC/SDHC/SDカード。

また、「Konost Development Kit」を2015年中盤に、1型センサーを搭載したカメラ「Konost Junior」を2015年後期に、APS-Cセンサーを搭載したカメラ「Konost AP」を2016年初期にリリースするという。

Konostではさらなる資金調達を目指しており、クラウドファンディングの可能性にも取り組むとしている。

(本誌:武石修)