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オリンパスのレンズ型カメラ「AIR A01」説明会レポート

ウェアラブルシステムや拡大鏡なども披露

オリンパスは2月5日、オープンプラットフォームカメラ「OLYMPUS AIR A01」の関係者向け説明会を都内で開催した。ここではその模様をお伝えする。製品の詳細はこちらを参照されたい。

AIR A01は、スマートフォンアプリからの操作を前提としたレンズ交換式デジタルカメラで、2015年春に発売する。説明会では本カメラの活用の例などが紹介された。

オリンパスイメージング IBP推進本部 部長の上高明氏

登壇したオリンパスイメージング IBP推進本部 部長の上高明氏はAIR A01を「クリエイティブな撮影をこれまでのようにデバイスに依存せずに実現できるカメラ」と紹介。

スマホのユーザーがよりクリエイティブな写真を撮るためのツールだとした
国内で220万台の需要があるという
レンズ交換式カメラの機能をスマホのアプリで実現した
マイクロフォーサーズのセンサーを搭載することで、スマホカメラとの画質の違いも打ち出す
純正のアプリ8種類を用意する
カメラの特長を活かした撮影方法も紹介した

「超小型ながらレンズ交換式カメラの画質を実現し、用途に合わせたアプリを使うことで、スマートフォンならではのダイレクトな操作感で撮影できる。レンズの拡張性もあり、映像表現の幅が広がる。カメラに詳しくなくても柔軟な発想で楽しんで欲しい」(上氏)とアピールした。

スマホと接続したところ

カメラとの接続はWi-Fiだが、起動時のみBluetoothで接続を行う。Bluetoothは一度ペアリングすれば、起動時にWi-Fiのみで繋ぐよりも早く繋がる。またNFC方式でない理由は、NFCはカメラとスマホが近くに無いとだめだが、Bluetoothであれば離れた場所にあるカメラをスマホで起動できるメリットがあるとした。

本体サイズをマイクロフォーサーズのマウント径に収め、小型化した
背面は他の機器に装着するマウントになっている。充電や給電はMicroUSB端子で行い、給電しながらの撮影も可能
三脚穴やカメラ固定用のネジ穴(右端)を備える
スマホを固定できるホルダーが付属する
アプリからの操作で特定の色以外をモノクロにするといったエフェクトも適用できる
こちらは組み写真をレイアウトできるPhotoStoryアプリの例

AIR A01は、オープンプラットフォームカメラの名の通り、SDK(ソフト開発キット)や本体の3Dデータなどを公開し、外部の企業や個人が対応アプリやアクセサリーを作れるのも特徴となっている。

レンズの形状をしたカメラはこれまでにもあるが、AIR A01ではアプリも外部で作れるため様々な応用が可能とみられる。

ハードウェア面とソフトウェア面の両方に第3者が関われる仕組みとなっている
これまでに国内外で対応アプリやアクセサリーを作るイベントが行われた
様々なアイデアが出た

AIR A01は外部の開発者を対象に「OPC Hack&Make Project」を行っており、会場ではそうしたイベントなどで作られたシステムが披露された。

会場に展示されたレールに沿ってカメラを動かせるシステム。下のリモコンで操作する
高所に設置したカメラの画像を被写体となる人物が簡単に取得できるシステム。観光地やイベントなどでの活用を想定する
人物に装着してセルフ撮影する“ウェアラブルシステム”の例。写真のジョセフ氏はこのシステムで東京マラソンに参加し、走りながら中継するという
こちらはブロック型のマウントを多数組み合わせて撮影台にした例。マクロレンズを使用している
形を自在に作れる
3Dプリンターで作られたiPhone用のマウント
吸盤のマウントも。マウントのダイヤルを回転されることで強力に吸着する機構になっている