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カシオ、スマホと常時接続するデジカメ

シャッターを切ると自動転送 スマホからのカメラ起動も

カシオ計算機は、18倍ズームレンズを搭載するコンパクトデジタルカメラ「EXILIM EX-ZR1600」を3月20日に発売する。店頭予想価格は税込4万円前後の見込み。カラーはシルバー、ブルー、オレンジの3色。

Wi-Fi機能に加え、Bluetooth low energy technology(Bluetooth Smart)に対応。スマートデバイスとカメラ本体を低消費電力のBluetooth Smartで常時接続し、カメラとのWi-Fi接続をコントロールする。

シャッターを切ると撮影画像を自動転送したり、カメラの電源がオフになっていてもスマホからカメラを起動したり、カメラ内の画像を閲覧・コピーするなどのリモートコントロールが行なえる。

対応スマートデバイスの要件(2月5日現在の予定)は、iOS 7以降(端末はiPhone 4S以降、第3世代iPad以降)もしくはBluetooth 4.0、Bluetooth Smartに対応するAndroid OS端末。Android端末は多様なため、カシオのWebサイトには動作確認が取れた機種の一覧を掲載する予定という。

専用アプリ「EXILIM Connect」と写真共有アプリ「Scene」との連携により、撮影画像をクラウドアルバムに自動共有することもできる。

シルバー
ブルー
オレンジ

同社は、低電力駆動を特徴とするBluetooth Smartを利用したスマホ連携腕時計を、2012年からG-SHOCKにラインナップ。現在はアナログ表示のEDIFICEシリーズなどにも展開している。

その他、上方向180度に開くチルト式モニター、カメラ前面のフロントシャッター、自撮り用のモーションシャッター、メイクアップモードなど、自撮りニーズを意識した現行エクシリムの特徴を継承。

パスト連写、背景ぼかし、全焦点マクロ、HDR、アートショット、インターバル撮影なども搭載。動画は最大フルHD。最大1,000fpsのハイスピード動画記録も可能。

撮像素子は1/2.3型の有効1,610万画素センサー。感度はISO80-3200(HSナイトショットで最大ISO25600相当)。プログラムAEのほか、絞り優先AE、シャッター速度優先AE、マニュアル露出が使える。

レンズは35mm判換算25-450mm相当F3.5-5.9の18倍ズーム。最短撮影距離は広角端でレンズ前約4cm。手ブレ補正効果は、光学式(2段分)と連写合成の併用で最高5段分。

液晶モニターは3型92万ドットのチルト式(上180度)。

対応記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。

バッテリーはNP130A。撮影可能枚数は約455枚。USB充電に対応する。

外形寸法は108.3×61.5×33.6mm。重量は約242g(バッテリー、記録メディア含む)。

【15時50分】スマホ連携の動作要件について、まだ未確定の段階との連絡があったため、該当部分に追記・修正しました。

(本誌:鈴木誠)