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【CP+】カシオ、スマホ常時接続の「EX-ZR1600」を出品

フリースタイルカメラ「EX-FR10」や歴代EXILIMの展示も

CP+2015のカシオ計算機ブースでは、コンパクトデジタルカメラ「EXILIM」シリーズをアピール。「スピード」「自分撮り」「Bluetooth」がキーワードで、使いやすさを訴求するブース展開だった。

EXILIMは、高速動作や高速連写といった「ハイスピード」が売りで、例えば新製品の「EX-ZR1600」は、30コマ/秒の連写や最大1000fpsのハイスピード動画、全焦点マクロや背景ぼかしといった連写合成機能など、スピードを生かした多彩な機能を搭載している。

EX-ZR1600

さらにEX-ZR1600は背面液晶モニターが上方向に回転して正面側に向き、自分撮りを液晶画面を見ながら行えるというチルト液晶を採用。レンズ左下には前面シャッターボタンを設けて、自分撮りが簡単に行える。

背面モニターが上方向にチルトして自分撮りがしやすくなる

また、無線LANとBluetoothを内蔵し、低消費電力なBluetooth Smartでスマートフォンと常時接続しておき、カメラで撮影すると自動的に画像をスマートフォンに転送する機能を搭載した。スマートフォンを取り出して操作しなくても画像が転送されるので、SNSなどに投稿する、といった場合もすぐに行える。

Bluetooth Smartを使った画像転送の説明

レンズ部とモニター部が分離して撮影する「EX-FR10」は、レンズ部とモニタ部の間をBluetoothで接続して常時接続しておき、両者を分離することで自分撮りを始めさまざまなアングルでの撮影を楽しめる新感覚のカメラ。アクションカム的にレンズ部を自転車などに装着して撮影をする、一脚などに設置して高い所や離れた所の撮影をする、レンズ部を手にとって自分撮りをする、などの使い方ができる。ブースでは、こうしたさまざまな使い方を紹介して、EX-FR10の利便性をアピールしていた。

EX-FR10
折りたためば通常のカメラライクに使える
分離させることで、モニタ部をカメラのリモコン的にも使える
さまざまな場所に取り付けてアクションカムライクに利用する
アウトドアシーンで一脚と組み合わせて自由なアングルで撮影する、といった使い方も提案

他に、ゴルファー向けのハイスピードカメラ「EX-FC500S」では、ゴルフショットが打てる体験コーナーも設けられており、自分のスイングを実際にカメラで確認することもできるようになっていた。

ゴルファー向けにさまざまな機能を搭載したEX-FC500S
EX-FC500Sと連携するアプリやグッズの紹介も
日本未発売のEXILIM TRを展示するコーナーもあった
ブースには歴代のEXILIMを展示するコーナーもあり、国立科学博物館から重要科学技術史資料として登録されたQV-10も展示
EXILIMの歴史を辿るコーナーには、何やら思わせぶりな参考出品も。QV-10と同じ色のEX-FR10?

(小山安博)