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【フォトキナ】OtusやLoxiaを展示したカールツァイス

ライカMマウント互換のZM新レンズも

 フォトキナ2014のカールツァイスブースでは、海外発表済みの一眼レフレンズ「Otus 1.4/85」や、ソニーEマウント用MFレンズ「Loxia」の実機展示があった。加えて、初お目見えのZMレンズ(ライカMマウント互換)の姿もあった。

カールツァイスブース。交換レンズに限らずツァイスレンズの搭載製品が並び、自由に試写できる

 35mmフルサイズに対応したEマウントMFレンズ「Loxia」は、電子接点を通じて絞り値などのデータも記録される。フォーカスリングを回すとそれがカメラに伝わり、自動的にMF拡大表示に移行するなどの機能も有する点が、Eマウントレンズたる部分。

 フォーカスリングや絞りリングの感触も好ましく、被写界深度指標もある。α7シリーズでいわゆる「カメラの操作」に興味を持つユーザーには強く訴えかけるだろう。動画用途に向け、絞りリングのクリックをなくすこともできる。

 国内発売は未定だが、海外での価格は50mmが950ドル、35mmが1,300ドルだという。

Loxia 2/35
Loxia 2/50

 Otus 1.4/85は、世界最高を目指すMFレンズシリーズの第2弾となるもの。国内発売は未定としていた。価格は3,360.50ユーロ/4,490米ドルで、Otus 1.4/55より多少高価。

Otus 1.4/85

 また、ZMレンズの新製品「Distagon 1,4/35 ZM」があった。ZMレンズの新製品は久々。ライカMデジタルやソニーα7シリーズといった35mmフルサイズセンサー搭載のデジタルカメラでの使用を意識し、よりセンサーの周辺部まで光が届きやすい光学設計にしているという。

Distagon 1,4/35 ZM
シルバーもある

【9月17日22時20分】記事初出時に、Loxiaは「距離情報をカメラに伝えてライブビュー拡大する」旨を記述していましたが、Exifに記録されるような距離情報は伝わりません。ライブビュー拡大は、フォーカスリングが回ったことを知らせる信号により行なわれるものでした。該当部分を修正しました。

(本誌:鈴木誠)