ニュース

秒間20コマ撮影からベストショットを選べる「Nikon 1 J4」

 ニコンは、ミラーレスカメラ「Nikon 1 J4」を4月24日に発売する。先に登場した上位機「Nikon 1 V3」(4月17日発売)に準ずる撮影性能を継承するスタンダードモデル。Wi-Fi機能を搭載する。カラーバリエーションは4色。オレンジのみ受注販売。

シルバー
ホワイト
ブラック
オレンジ(受注販売)

 価格はオープン。店頭予想価格はボディ単体が税込6万5,000円前後、標準パワーズームレンズキット(10-30mm PD-ZOOM付属)が税込7万7,000円前後、ダブルズームキット(10-30 PD-ZOOM、30-110mm付属)が税込9万5,000円前後の見込み。

 ニコン1マウントとニコンCXフォーマットを採用するミラーレスカメラのスタンダードモデル。EVF対応の「Nikon 1 V3」の下位にあたる。モードダイヤルの役割や操作性など、Vシリーズに比べエントリー層を意識していると見られる。

 撮像素子のスペックはNikon 1 V3と同様。有効1,839万画素のCMOSセンサー(13.2×8.8mm、ローパスフィルターレス仕様)を採用し、感度はISO160-12800。ISO6400およびISO12800では連写合成によるノイズ低減も利用可能。画像処理エンジンは「EXPEED 4A」。

 AF追従で最大20コマ/秒の撮影が可能。連写性能を活かした「お気に入りフォト選択」を特徴としている。同機能はシャッターボタンを押した瞬間の前後20コマ(1秒間)を連写し、残したい画像のみを選択・保存できる機能。本機と同様の連写性能を持つNikon 1 V3で初めて搭載した。

 Wi-Fi機能を本体に内蔵。スマホアプリとの連携で、画像転送やリモート撮影が行なえる。

 Nikon 1シリーズ共通の特徴として、位相差AFとコントラストAFを併用するハイブリッドAFを搭載。別売の「マウントアダプターFT1」(税別2万2,000円)で一眼レフ用ニッコールレンズを利用できる。画角換算値は2.7倍。

ダブルズームキット

 シャッタースピードは1/16,000秒〜30秒、バルブ。メカシャッターも備えるVシリーズに対し、Jシリーズは電子シャッターのみ。内蔵ストロボを装備し、1/60秒以下で同調する。

 画面上のリング操作で被写体に応じたエフェクト効果を適用できる「クリエイティブリング」や、「ソフト」「ミニチュア効果」「クロスプロセス」といったフィルター効果を利用できる。

 動画記録は最大1,920×1,080/60p。1,280×720/120fps〜416×144/1,200fpsのスローモーション動画も対応。動画撮影中にカメラが自動で静止画も撮影する「動画中おまかせスナップ」、実時間の4倍速で再生される「早送り動画」も新機能。

 液晶モニターは3型約104万ドットのタッチパネル式。

 記録メディアはmicroSDXC/SDHC/SDカード。

 外形寸法は約99.5×60×28.5mm。重量はバッテリーと記録メディア込みで約232g、本体のみで約192g。

 バッテリーはEN-EL22(単体税別5,000円)。

 別売で「ボディーケースセットCB-N2210SA」(税別6,000円)、「ボディーケースCB-N2210A」(税別4,000円)を用意。ボディーケースセットの前カバーは10-30mm PD-ZOOM装着時に対応する。

 また、水中撮影用のアクセサリーもラインナップ。45m潜水対応の「ウォータープルーフケースWP-N3」(税別7万4,000円)、「水中スピードライトSB-N10」(税別7万3,500円)のほか、水中ブラケット、光ファイバーケーブル、ワイドパネルなどを用意する。

ウォータープルーフケースWP-N3
水中スピードライトSB-N10

【2014年4月10日】製品画像10枚を追加しました。

(本誌:鈴木誠)