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【CP+】フルサイズAマウント機「HV」を展示したHasselblad

CMOSセンサー搭載の中判デジタルカメラ「H5D-50c」も

 Hasselbladブースでは、35mmフルサイズセンサー搭載のAマウントカメラ「HV」を手に取ることができる。

Hasselbladブース

 HVは2月13日に発売したばかり。価格は Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM、予備バッテリー、専用ケースなどがセットで120万円。Hasselbladファンや中判カメラHシリーズのユーザーもターゲットとして想定するという。国内では100台限定で、納期は1カ月程という。

 ソニーとのコラボレーションによるもので、メニュー画面などのユーザーインターフェースはα99と同じ。外装をHasselbladのオリジナルとした。底面にはエディションナンバーが入る。

 また、CMOSセンサーを搭載した中判デジタルカメラ「H5D-50c」も実機を展示していた。発売は3月でデジタルバックとカメラ本体がセットで260万円という。

デジタルバックとカメラ本体のみで、レンズは含まれない。

 センサーはソニー製で、5,000万画素。センサーは14bitだが、カメラ内部では16bitで処理するとしている。

 CMOSセンサーを使用したことで、これまでのCCDでは撮影できなかった高感度に対応した。ISO6400までの撮影が可能だが、今後さらなる高感度に対応する可能性もあるという。

 連写スピードも1.5コマ/秒と従来より速くなった。こちらも将来は2コマ/秒への向上を目標にするという。

 ライブビューができるようになったことも特徴。ただし、発売時はライブビュー未対応で出荷され、今夏にファームウェアアップデートでライブビューに対応する。また将来、動画撮影への対応も可能性はあるとする。

 説明員によると、こういった中判デジタルカメラは、照明のあるスタジオで使用されるのが前提だったが、高感度撮影に対応したことでウエディングフォトやスナップ撮影などその場の明かりで撮影するスタイルも可能になるだろうとのことだった。

1型センサーを搭載するコンパクトデジタルカメラ「Stellar」などの展示もある。

(本誌:武石修)