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「CP+2014」と「フォト・ヨコハマ2014」の概要が発表

CP+は終了時刻を延長。アウトレットコーナーを新設

 一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)と横浜市は20日、「CP+2014/フォト・ヨコハマ2014合同記者発表会」を都内で開催した。

CIPA代表理事会長の内田恒二氏(左)と横浜市長の林文子氏(右)。

 CP+は“総合的カメラ映像ショー”としてCIPAが主催するイベント。次回の「CP+2014」も例年通り4日間に渡って開催する。これまで節電で1時間短縮していた終了時刻は元に戻す。

  • 2014年2月13日(木):12時~18時(10時~12時はプレミアタイム)
  • 2014年2月14日(金)~15日(土):10時~18時
  • 2014年2月16日(日):10時~17時

 会場はパシフィコ横浜。入場料は前回の1,000円から1,500円に値上げとなった。ただし、Web事前登録(12月16日受付開始)をすると無料になる。障害者手帳の持参者と小学生以下は無料。プレミアムタイムは報道関係、特別招待者、プレミアムタイム招待券持参者のみ入場できる。

 出展社数は前回の106社・団体、908小間から114社・団体、949小間に増加した。来場者目標は7万人とする。CP+2013の登録来場者は6万2,597人だった。

出展社は前回を上まわる。
引き続き優秀出展社賞も設ける。

 テーマは、「より楽しく。より美しく。進化するフォトイメージングテクノロジー」。CIPA代表理事会長の内田恒二氏はテーマについて、「美しい写真は多くの人に感動と喜びを与え、人生をより豊かにする。そのためにフォトイメージングが進化することを表現した」と述べた。

 カメラやレンズを始めイメージング機器が出展されるイベントだが、写真の展示やセミナーなども充実させたとする。

 今回初めて、フランスで行なわれている新進の写真家を対象としたフォトコンテスト「LES ZOOMS」の入賞作品展と入賞者らによるパネルディスカッションを行なうことが決まった。

 また会場にはプリントメディアゾーンを新設し、出展社協力のもとアートプリントの展示も行なう。

LES ZOOMSの作品展ブース。
プリントメディアゾーン。
ヨーロッパ写真美術館 館長の講演も。

 その他、CIPA会長による基調講演、カメラメーカーの上級エンジニア10名によるパネルディスカッション、メーカー各社の開発陣によるCP+技術アカデミーなど多くの企画を行なう。詳細はWebサイトを参照されたい。

内田氏による基調講演を行なう。
上級エンジニアによるパネルディスカッション。

 日本最大級の参加型写真イベント「御苗場vol.14 横浜」も同会場で行なう。

 また、物販コーナーとして「フォトアクセサリーアウトレット」を設ける。

アクセサリーのアウトレットコーナーを設ける。
ポスターのデザインも新しくなった。

 ◇           ◇

 フォト・ヨコハマは、2014年1月~3月にフォト・ヨコハマ実行委員会が主催して行なうイベント。CP+とも連携してさまざまな企画を行なう。

 新たに、エリオット・アーウィット氏による特別展としてギャルリー・パリで同氏の作品約20点を展示する。またスティーブ・マッカリー氏の作品を三渓園で展示するほか、同氏のワークショップとトークショーも行なう。

エリオット・アーウィット氏の特別展を開催。
スティーブ・マッカリー氏のイベントも。

 横浜市長の林文子氏は、「横浜は多くの人を惹きつけるフォトジェニックな街。CP+で最新の技術に触れると共に横浜の魅力を満喫し、街と映像を通して皆様と繋がり合うイベントを行ないたい」とした。また、「寒い季節の開催だが、空気が澄んでいるのでみなとみらいの夜景を撮るのにも良い」と、写真を撮るのが好きだという同氏らしいアピールをした。

そのほか、フォト・ヨコハマ2014ではさまざまなイベントを開催する。

(本誌:武石修)