キヤノン、初の50倍ズームレンズ搭載「PowerShot SX50 HS」


 キヤノンは、光学50倍ズームレンズを搭載したレンズ一体型デジタルカメラ「PowerShot SX50 HS」を9月27日に発売する。価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの販売価格は5万9,980円。



 焦点距離24-1,200mm相当の光学50倍ズームレンズを搭載。光学50倍は世界初としている。開放F値はF3.4-6.5。レンズ構成は10群13枚で、両面非球面レンズ1枚、UDレンズ3枚を使用している。高い解像感を保ったまま約100倍にまでデジタルズームできるという「プログレッシブファインズーム」も利用可能。

 最短撮影距離はレンズ前0〜50cm(広角端)。望遠端は最短1.3m。

 望遠関連の新機能として、ズーム時に表示倍率を下げて被写体を捉え、捕捉したまま元のズーム倍率を戻して撮影することができる「フレーミングアシスト」機能を搭載。望遠側で被写体を探すときに便利という。



 手ブレ補正には、水平方向の傾きに対する手ブレ補正が加わった「ダイナミックIS」を搭載。動画の歩き撮りなどに有効という。

 撮像素子は、有効約1,210万画素の1/2.3型高感度CMOS(裏面照射型)。感度はISO80-6400。12bitでのRAW記録にも対応。

 液晶モニターはバリアングルタイプの2.8型約46.1万ドット。約20.2万ドットのEVFも備える。



 記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカードに対応。

 アクセサリーシューには、EOS用のスピードライトが装着できる。対応製品は220EX、270EX、270EX II、320EX、430EX、430EX II、580EX、580EX II、600EX、600EX-RX、ST-E2。

 電源はリチウムイオン充電池のNB-10L。

 起動時間は1.4秒。AF時間は0.19秒。

 動画記録は最大1,920×1,080/24fps。圧縮方式はH.246。

 外形寸法は122.5×87.3×105.5mm。質量は約595g(バッテリー、メモリーカード含む)、約551g(本体のみ)。

 フィルターアダプターFA-DC67A(2,625円)を装着することで、67mm径のレンズフィルターが使用可能になる。







(本誌:折本幸治)

2012/9/19 15:08