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【CP+】ソニー、NEX用「E 20mm F2.8」などレンズ3本を参考出品

 CP+2013のソニーブースでは、「フルサイズ3兄弟」と4Kの展示を中心に、参考展示の新レンズなどを出展して人気を博していた。

 ソニーブースでは、「サイバーショットDSC-RX1」、「α99」、「ハンディカムNEX-VG900」というフルサイズセンサーを搭載した「フルサイズ3兄弟」を展示し、来場者が自由に触れられるようになっている。特にα99とDSC-RX1は人気で、注目を集めていた。

ブース前面の4Kテレビに写真を写したものを並べ、画質をアピール
フルサイズ3兄弟のひとつ、サイバーショットDSC-RX1
ハンディカムNEX-VG900
α99
フルサイズセンサー(Full Frameは英語表現)とAPS-Cサイズ、1インチのセンサーサイズ比較
α99+300mm F2.8 G SSM IIのカットモデルも

 そのフルサイズ3兄弟をはじめとしたデジカメの表示デバイスとして注目を集めているのが4Kテレビだ。従来のフルHDテレビに対して4倍の解像度を持ち、高画素のデジカメ画像をより精細に表示できる。4Kテレビの1つの活用例として、大画面・高画素ディスプレイとしてのニーズは国内外で高まっており、今回のCP+でも各所で4Kが紹介されている。

 4Kテレビに力を入れるソニーも、ブースではデジカメ画像の表示デバイスとして4Kテレビを展示。4Kテレビだけでなく、PlayStation 3のPlayMemories Studioを使うことで、テレビで4K画像の管理・表示ができる点を強くアピールしている。

4Kテレビの「ブラビア KD-84X9000」。PlayStation 3からデジタルカメラの画像を出力している

 参考出品の新レンズでは、α向けのAマウントレンズとして「Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM」を出展。フィルター径72mm、最短撮影距離45cm、5群8枚構成で絞り羽根は9枚の円形絞りを採用しており、今春の発売予定。

参考出品の「Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM」

 NEX向けのEマウントレンズとして参考出展された「E 20mm F2.8」「E PZ 18-200mm F3.5-6.3 OSS」は、それぞれ発売日は未定。

 E 20mm F2.8は6群6枚構成の単焦点レンズで、フィルター径49mm、最短撮影距離0.2m、大きさが62.6×20.4mm、重さ69gのコンパクトなレンズ。

E 20mm F2.8

 E PZ 18-200mmは、12群17枚構成の高倍率ズームレンズで、最短撮影距離は広角端で0.3m、望遠端で0.5m。フィルター径は67mm、大きさは93.2×99mm、重さ649g。

E PZ 18-200mm F3.5-6.3 OSS
レンズ交換式カメラのラインナップ
Eマウントレンズのロードマップ。今年も5本以上の新レンズを投入予定

 また、NEX-5Rから搭載されるようになったカメラアプリ「PlayMemories Camera Apps」は、昨年12月に「タイムラプス」、「シネマフォト」が追加され、9種類まで増えているが、さらに今後「モーションショット」、「ライトシャフト」の2アプリを配信予定。モーションショットは動きのある被写体を連写合成する機能で、ライトシャフトは光源と光芒を指定して、画面に光線を表現できる。配信時期、有料か無料かなど、現時点では未定だという。

無線LANを内蔵し、PlayMemories Camera Appsに対応したNEX-5R(左)とNEX-6(右)
画像の指定した部分だけが動く不思議な写真が生成できる「シネマフォト」(左)とインターバル撮影した画像を動画のように合成する「タイムラプス」(右)は昨年12月配信
現在配信しているアプリは9種類
今後配信予定の2種類のアプリ

 そのほか、ディスプレイの色域を向上させる「トリルミナスカラー」の紹介や、アクションカム、フルHD録画対応の双眼鏡の参考展示、スマートフォンなどとの連携など、幅広い製品を紹介しており、プロ写真家を講師に迎えたセミナーを含めて、来場者を多く集めていた。

従来よりも広色域のトリルミナスカラーに対応したカメラを今後順次拡充。対応ディスプレイ(テレビ)はまだないが、今後発売されれば、より豊かな色彩で画像を表示できる
現在対応しているのは、DSC-WX60やDSC-WX200、HDR-PJ790V、HDR-PJ630Vなどのモデル
カメラとスマートフォン、タブレットなどの連携を紹介
スマートフォンは未発売のXperia Z

(小山安博)