Garrett Hansen写真展「Partner and Passage」(新宿ニコンサロン)


一連の作品は、日々の撮影と行く先々での個人的な経験から生まれたものである。
香港からインディアナ州の田舎町まで、過去10年間のネガフィルムから取り上げたディップティック(二つ折りの絵屏風)は、それぞれ「私のパートナー」と「私たちの旅」というテーマを隣り合わせで構成していて、これらのネガフィルムが時間的な近似、または物理的接続によって別々の存在を慎重に結びつけており、それが本展の核となっている。
これらの概念的考察に加え、本展は、作者とパートナーとの個人的で密接な関係を物語っている。作品の多くがこの10年の絆によって生まれた親密性を反映すると同時に、最も親密な人々の間にでさえ必然的に存在する空間をも気づかせてくれる。それが人間、場所、そして時間の間にある空間についての瞑想なのである。
なお、デジタル技術がますます現代の画像制作を支配するようになっているが、作者にとって本展は、ネガフィルムの独創的かつ重要な特性を再検討するきっかけとなったという。
モノクロ32点。
(写真展情報より引用)

 7月28日13時からギャラリートークを行なう。

  • 名称:Garrett Hansen写真展「Partner and Passage」
  • 会場:新宿ニコンサロン
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー28階
  • 会期:2012年7月24日~2012年7月30日
  • 時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
  • 休館:会期中無休

(本誌:鈴木誠)

2012/7/9 13:32