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【CP+】懐かしくも貴重なカメラたちに出会える「電子カメラ誕生30周年展」


 建国記念日の2月11日を迎え、会場のオープンから大変な盛況となっているCP+2011。その中でも異彩を放っている日本カメラ博物館ブースの「電子カメラ誕生30周年展」を紹介したい。

「電子カメラ誕生30周年記念展」を開催している日本カメラ博物館ブース

 この展示はその名の通り、1981年に電子カメラが登場してからの歴史を実機を通して振り返るもの。電子カメラだけで構成された展示としてはかなり大きな規模の展示であり、膨大な数にのぼるカメラ博物館の所蔵品の一端でもある。

 来場者の反応は様々。懐かしいと感じるカメラは世代により変わり、足を止めて見入るカメラが、人によって異なるところが興味深い。電子カメラにも歴史の歩みがあることを改めて実感する場面だ。メーカー関係者の姿も中には見られ、当時の思い出を互いに語り合う姿も見られた。

 また、フロッピーディスク、Type IIIのPCカード型HDD、スマートメディアなど、いまとなっては入手難となっている記録メディアの変遷も展示。また、現在ではデジタラルカメラ事業から撤退したメーカーのカメラも多数あり、時代の変遷を感じる。

 以下、展示内容の一部を実際の展示にそって掲載する。かっこ内は製品の発売年。各写真のキャプションは、カメラ博物館の解説をもとにしている。

ソニー マビカ試作機(1981年)。世界最初のスチルビデオカメラ キヤノン スチルビデオカメラRC-701(1986年)。世界最初の市販製品となるスチルビデオカメラ
フジックス スチルビデオカメラES-1(1987年)。2型フロッピーディスクに画像を記録 コニカ スチルビデオカメラKC-400(1987年)。マウントアダプターでコニカの一眼レフカメラ用レンズが使えた
カシオVS-101(1987年)。記録メディアに2型フロッピーディスクを採用 キヤノンRC-470(1988年)。35mm判換算で48mmと86mm相当のレンズを切り替えられる
キヤノン フロッピーカメラQ-PIC RC-250(1988年)。普及価格9万8,000円で録画と再生を1台で実現 コニカ スチルビデオカメラKC-300(1988年)。ポップアップ式投資ファインダーを装備。画像再生には「プレイバックユニット」が必要
ソニー スチルビデオカメラレコーダー マビカMVC-C1(1988年)。アマチュア向けに展開した録画専用機 京セラDA-1(1996年)。専用ケーブルでパソコンにデジタルデータを転送可能
アップル クイックテイク100(1994年)。当時としては低価格な11万8,000円で発売。Macと接続できた リコーDC-1(1995年)。静止画に加えて動画・音声記録にも対応
コダック デジタルカメラDC40(1995年)。42mm相当のレンズを搭載したアマチュア向け普及機 リコーDC-2(1996年)。液晶モニターはオプションだった
コダックDC20(1996年)。内蔵メモリー記録のシンプルな機種。液晶モニターは非装備 コダックDC25(1996年)。CFに対応したDC20の上位モデル。ともに27万画素
ミノルタRD-175(1995年)。38万画素CCDを3枚使用、175万画素に合成記録。PCカード型HDDを採用 ニコンE2N(1996年)。140万画素で89万円(ボディのみ)。
ソニーDSC-F1(1996年)。サイバーショットの愛称がついたソニー初の普及型デジタルカメラ ソニーDKC-D5プロ(1996年)。EVFとズームレンズを備えた45万画素モデル
オリンパス キャメディアC-800L(1996年)。銀塩コンパクトデジタルカメラに似たスタイル。81万画素も高画素として話題になった NEC PC-DC401(1996年)。Cマウントを採用
キヤノンPowerShot 600(1996年)。内蔵メモリーおよびPCカード記録の56万画素モデル 富士フイルム クリップ・イットDS-8(1996年)。着脱式高額ファインダーを採用。画素数は35万。
セガLCDデジタルカメラSJ-1デジオ(1996年)。0.7型液晶モニターをレンズで1型相当に拡大。画素数は25万
ニコンCOOLPIX 100(1997年)。PCカード規格の端子をボディに搭載。パソコンに差し込むとデータ転送が可能 当時のカタログも興味深い
ソニー デジタルマビカMVC-FD7(1997年)。3.5型フロッピーディスクに記録。10倍ズームレンズを備える ミノルタ ディマージュV(1997年)。レンズ部を回転・着脱できることで話題を呼んだ。記録メディアはスマートメディア
東芝アレグレットPDR-2(1997年)。自社開発のCMOSセンサーを採用 ソニーMDサイバーショット(1998年)。MDデータディスクに記録。音声記録も行なえた
フジックスDS-300(1997年)。140万画素記録の業務向けモデル オリンパス キャメディアC-1400L(1997年)銀塩カメラのLシリーズにスタイルや操作を近づけたモデル。141万画素
コニカ Q-M100(1997年)。普及タイプの機種で108万画素を実現 富士フイルムFinePix 700(1998年)。150万画素で縦型ボディ。9万9,800円の低価格も受けた
コニカ デジタル現場監督DG-1(1998年)。108万画素のCF対応モデル。銀塩の工事写真カメラ「現場監督」を継承 ニコンCOOLPIX 900(1998年)。専用開発の38-115mm相当ズームレンズを搭載。画素数は130万
キヤノンPowerShot PRO70(1998年)。CFを2枚装着できる168万画素機 京セラSAMURAI 1300DG(1998年)。「SAMURAI」の縦型フォルムを継承したデジタルカメラ
キヤノンIXY DIGITAL(2000年)。銀塩IXYシリーズのデジタル版という位置づけ 懐かしい当時のカタログ
パナソニックスーパーディーカムLK-RQ132S(2000年)。記録メディアにスーパーディスクを採用 ミノルタ ディマージュX(2002年)。屈曲光学系を採用。薄型化をアピールした
ペンタックス オプティオS(2003年)。一部のレンズ系を光軸から移動させて収納する「スライディング・レンズ・システム」を採用 カシオEXILIM EX-S1(2002年)。11.3mmの薄型ボディ。電源を入れて1秒で起動するクイックレスポンスも達成した
ミノルタ ディマージュA1(2003年)。CCDシフト式によるボディ内手ブレ補正機構を搭載 ソニー サイバーショットDSC-F828(2003年)。撮像素子のカラーフィルターにE(エメラルド)を追加
パナソニックLUMIX DMC-LC1(2004年)。シャッター速度ダイヤルと絞りリングを搭載。マニュアルカメラ感覚で操作が可能 コンタックスi4R(2004年)。39mm相当の単焦点レンズを備えた小型軽量モデル。京セラ・コンタックスブランド最後のカメラ製品
エプソン レンジファインダーデジタルカメラR-D1(2004年)。世界初の距離計連動レンズ交換式デジタルカメラ。ライカMマウント準拠のEMマウントを採用
ニコンD1(1999年)。一般ユーザーも視野に入れた価格設定。レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ普及のきっかけになった キヤノンEOS D30(2000年)。311万画素のCMOSセンサーを採用。35万8,000円は当時として低価格だった
キヤノンEOS D2000(1998年)。EOS-1Nをベースとしたデジタル一眼レフカメラ ミノルタ ディマージュRD3000(1999年)。150万画素CCDを2枚使用、270万画素相当の記録が可能
富士フイルム FinePix S1 Pro(2000年)。スーパーCCDハニカムを採用した613万画素機 ペンタックスEI-2000(2000年)。米HPと共同開発。レンズ非交換式のデジタル一眼レフカメラ
オリンパスCAMEDIA E-10(2000年)。35-140mm相当のズームレンズを搭載するデジタル一眼レフカメラ キヤノンEOS-1D(2001年)。28.7×19.1mmの大型撮像素子を搭載
コンタックスN DIGITAL(2002年)。35mm判と同等のCCDを採用した世界初のデジタル一眼レフカメラ キヤノンEOS-1Ds(2002年)。35mm判とほぼ同じ大型CMOSセンサーを搭載
シグマSD9(2002年)。RGBの3色を1ピクセル内に階層的に配置した「フォビオンX3イメージセンサー」の搭載機種 キヤノンEOS Kiss Digital(2003年)。普及型の銀塩一眼レフカメラ「EOS Kiss」のコンセプトを継承
ペンタックス*ist D(2003年)。KAFマウントを採用するデジタル一眼レフカメラ オリンパスE-1(2003年)。世界初のフォーサーズシステム採用カメラ
コニカミノルタα-7 DIGITAL(2004年)。CCDシフト式の手ブレ補正機構を採用するデジタル一眼レフカメラ 富士フイルムFinePix S3 Pro(2004年)。液晶モニターによるスルー画や、シーンに応じてフィルムを選択する感覚で撮影できるモードを備える
富士フイルムCLIP-IT DS-10S(1997年)。外装をブルーのスケルトン仕上げとした限定モデル コダックDC240 iZOOM(1999年)。iMacにあわせて一部を半透明にした限定モデル
富士フイルムFinePix PR21プリンカム(1999年)。デジタルカメラと印スタンフとフィルムプリンターを融合 カシオ デジタルシールカメラZR-10プチコレ(2000年)。プリンターを内蔵。写したその場でシールプリントを作成できる
腕時計型デジカメ。右下のカシオ リストカメラWQV-1(2000年)が世界初。赤外線通信により画像を転送できる 富士フイルムFinePix 40i(2000年)。MP3プレーヤーを内蔵
ソニーCD-RマビカMVC-CD1000(2000年)。8cm CD-Rを記録メディアに採用 ペンタックス デジビノDB100(2002年)。7倍双眼鏡とデジタルカメラを組み合わせた機種
キヤノンEOS 20Da(2005年)。天体写真撮影専用モデル。ライブビューモードも ソニー クオリア016 Q016-WE1(2003年)。受注生産品の高級指向モデル
ソニー サイバーショットDSC-U60(2003年)。水中1.5mまでの撮影が可能な機種 富士フイルムFinePix REAL 3D W1(2009年)。2つの撮像系による3D撮影が可能。裸眼での立体視も
シャープJ-SH04(2000年)。「カメラ付きケータイ」最初の機種 オリンパスCAMEDIA C-21T.com(2000年)。携帯電話やPHSとの接続が可能。画像の送受信や遠隔操作が行なえた
リコーRDC-i700モデルG(2003年)。RDC-i700をベースに、GPSに対応したモデル

(本誌:折本幸治)

2011/2/11 15:29