ソニー、AVCHD再生対応モデルなど“S-Frame”8機種


 ソニーは、デジタルフォトフレーム「S-Frame」シリーズの新製品を11月6日より順次発売する。価格はすべてオープンプライス。発売時期と店頭予想価格は下記の通り。

製品名画面サイズ発売日店頭予想価格
DPF-XR10010型11月26日40,000円
DPF-XR808型11月26日30,000円
DPF-D8308型11月6日20,000円
DPF-D7207型11月6日13,000円
DPF-D720 BU7型11月6日14,000円
DPF-D720 WI7型11月6日16,000円
DPF-D7107型11月6日11,000円
DPF-E7107型11月6日9,000円

DPF-XR100/DPF-XR80

 どちらもAVCHD動画の再生機能を有するフラッグシップモデル。10型のDPF-XR100と、8型のDPF-XR80をラインナップし、現行機種「DPF-X1000」および「DPF-X800」の後継モデルにあたる。本体カラーはブラックとシルバーを用意する。

DPF-XR100(ブラック)DPF-XR100(シルバー)

 新機能として、スピーカーからの音声出力を最適化する「音像補正」(サウンドクリエーション)や、最大4カ国までの現地時間を表示できる「世界時計」などを搭載。現行機種との相違点は、デジタルフォトフレーム上で写真に覆い焼きやホワイトバランスといった加工を施せる「くっきり補正」や、周囲の明るさに応じて液晶ディスプレイの輝度を調整する「自動明るさセンサー」などを非搭載とした点。

 音像補正は、背面に設置したスピーカーからの音が、あたかも前面から出ているかのような音像で聞こえるというもの。

 解像度は、DPF-XR100が1,024×600ドット、DPF-XR80が800×480ドット。アスペクト比はともに16:10。視野角も共通で上下左右160度。従来機種と同様に、黒をより黒く表現するという「TruBlackディスプレイ」を採用する。

背面にステレオスピーカーを備える入出力端子部
上面側面
動画ファイルを再生しているところ
DPF-XR100およびDPF-XR80の外観デザインは共通

 対応フォーマットは、静止画ファイルがJPEG、BMP、TIFF。SRF、SR2、ARW形式のRAW画像のサムネイル表示に対応する。動画ファイルはAVCHD、AVCHD Lite、Motion JPEG、MPEG-1/4。音声ファイルがMP3、AAC。また、HDMI出力端子を備える。

 対応メディアは、CF、SDHC/SDメモリーカード、MMC、メモリースティック、メモリースティックデュオ、xDピクチャーカードなど。2GBの内蔵メモリーを備えるほか、USBメモリーも使用できる。

 なお動画ファイルは、記録メディアから読み出すことで再生可能。記録メディアから内蔵メモリーへのコピーは非対応となっているが、PCからの転送であれば内蔵メモリーにコピーできる。音声ファイルも、内蔵メモリーにコピーすることが可能。保存曲数の上限は40曲。

 本体サイズと重量は、DPF-XR100が約280×191×28.2mm、約940g。DPF-XR800が約236×162×28.2mm、約700g。ワイヤレスリモコンや壁掛けアダプターなどを同梱する。

DPF-D830

 バッテリー駆動に対応した8型デジタルフォトフレーム。フル充電で約100分の駆動が可能。持ち運びに配慮したという、丸みを帯びたデザインを採用している。縦横自動判別や時計表示機能を備える。液晶ディスプレイには「クリアフォト液晶」を採用する。解像度は800×600ドット。アスペクト比は4:3。

DPF-D830

 対応フォーマットは、静止画ファイルがJPEG、BMP、TIFF、RAW(SRF、SR2、ARW2.0まで)、動画ファイルがMotion JPEG、音声ファイルがMP3。

 対応メディアはSDHC/SDメモリーカード、MMC、メモリースティック、メモリースティックデュオなど。内蔵メモリーは2GB。

 本体サイズは約246×179×23mm。重量は約742g。ワイヤレスリモコンを同梱する。

丸みを帯びた形状となっている背面操作部
正面背面

DPF-D720

 動画ファイルおよび音声ファイルの再生に対応した中位機種。本体カラーはレッド、ホワイト、ブラック。フレーム部分にスワロフスキーによる装飾を施した「DPF-D720 BU」および「DPF-720 WI」もラインナップする。

DPF-D720(レッド)背面
DPF-D720(ブラック)DPF-D720(レッド)
DPF-D720(ホワイト)
DPF-D720 BUDPF-D720 WI
DPF-D720 BUの表面を拡大したところ(左)とDPF-D720 WIコーナー部分の意匠(右)

 いずれも3月に発売した「DPF-D75」シリーズの後継機種。Motion JPEG形式の動画ファイルと、MP3形式の音声ファイルの再生に対応している。静止画はJPEG、BMP、TIFF、RAW(SRF、SR2、ARW2.0までに対応する。

 解像度800×480ドットの7型ディスプレイを備える。視野角は上下120度、左右140度。対応メディアはSDHC/SDメモリーカード、メモリースティック、メモリースティックデュオなど。内蔵メモリーは2GB。本体サイズは約202×141×28.2mm。重量は約405g。

DPF-D710

 DPF-D720から動画・音声ファイル再生機能を省略したモデル。主な仕様はDPF-D720と共通だが、内蔵メモリーが128MBとなっている。本体サイズは約202×141×26.5mm。重量は約346g。

DPF-D710

DPF-E710

 フレーム部分の着せ替えに対応したエントリーモデル。7型480×234ドットの液晶ディスプレイを搭載する。ホワイトの本体に、ホワイト、グリーン、ピンクの着せ替えフレームを同梱する。対応記録メディアはSDHC/SDメモリーカード、MMC、メモリースティック、メモリースティックデュオなど。内蔵メモリーは128MB。本体サイズは約202×141×26.5mm。重量は約350g。

DPF-E710ホワイト、グリーン、ピンクの着せ替えフレームを同梱する


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2010/10/14 18:26