ソニー、AVCHD動画対応の「S-Frame」を海外発表


 ソニーは1日、デジタルフォトフレーム「S-Frame」の新モデルを海外で発表した。いずれも日本での発売は未定。海外では10月から順次発売する。

DPF-XR100/DPF-VR100

 いずれも10.2型1,024×600ピクセルの液晶ディスプレイ(アスペクト比16:10、広視野角)を搭載するフラッグシップモデル。メモリーカードに記録したAVCHD動画の再生に対応する。海外では11月の発売を予定。

DPF-XR100DPF-VR100

 静止画はJPEG、TIFF、BMP、RAW(SRF、SR2、ARWのみ)の再生に対応。パノラマ撮影機能「スイングパノラマ」で撮影した画像の再生機能も備える。

 再生可能な動画フォーマットはAVCHD(1ファイルあたり2GBまで)、Motion JPEG、MPEG-1、MPEG-4。音声はMP3、AAC、WAVを再生できる。ステレオ再生可能。

 SDHC/SDメモリーカード、xDピクチャーカード、メモリースティック、メモリースティックデュオなどに対応するスロットを備える。USBメモリーも使用可能。内蔵メモリーは2GB。

 DPF-XR100とDPF-VR100の違いは、DPF-XR100のみCF対応スロットとHDMI端子を装備している点。そのほかの使用はほぼ共通。

 DPF-XR100の本体サイズと重量は280×191×28.2mm、940g。DPF-VR100は重量が800gとなっている。

DPF-D830

 内蔵の充電池駆動に対応するモデル。液晶ディスプレイは8型800×600ピクセル。アスペクト比は4:3。海外では11月に発売する。

DPF-D830

 JPEG、TIFF、BMP、RAW(SRF、SR2、ARWのみ)のほか、Motion JPEG動画とMP3音声が再生できる。内蔵バッテリーでの駆動時間は1.6時間(静止画再生時)。

 対応記録メディアはSDHC/SDメモリーカード、メモリースティック、メモリースティックデュオなど。内蔵メモリーは2GB。

 本体サイズは246×179×123.3mm。重量は742g。
 

 また、欧州ではフォトプリンター内蔵モデルの「DPP-F800」も発表。8型800×400ピクセルの液晶ディスプレイを搭載する(アスペクト比16:10)。動画や音声の再生機能はもたない。日本での発売は未定。

 ソニーはほかにも、10型800×480ピクセルの「DPF-D1020」(150ドル)、10型800×480ピクセルの「DPF-D1010」(130ドル)、9型800×480ピクセルの「DPF-D95」(140ドル)、8型800×480ピクセルの「DPF-D820」(120ドル)、8型800×600ピクセルの「DPF-D810」(100ドル)、7型800×480ピクセルの「DPF-D75」(100ドル)、7型800×480ピクセルの「DPF-D710」(80ドル)、7型480×234ピクセルの「DPF-A710」(70ドル)を海外で1日に発表した。いずれも10月より順次発売としている。

(本誌:鈴木誠)

2010/9/2 15:26