Cerevo、Ustream配信に対応した「CEREVO CAM live!」


 Cerevo(セレボ)は、世界初のUstream配信に対応した無線LAN内蔵デジタルカメラ「CEREVO CAM live!」を18日に発売した。価格は1万9,999円。カラーバリエーションはマットブラックとマットホワイト。従来モデルのCEREVO CAMは販売終了となる。

 同時に、ミニ三脚、microSDHCカード(4GB)、ワイドコンバージョンレンズを同梱した「Ustreamセット」を発売。価格は2万1,999円。

 また、Ustreamセットにモバイルルーター「Pocket WiFi」を加えたセットも発売した。Pocket WiFiを用いることで、どこでもUstream配信を行なえるとしている。価格は1円。購入時にイー・モバイルの回線に加入する必要がある。料金プランは「にねんL」。

CEREVO CAM live!ミニ三脚、microSDHCカード、ワイドコンバージョンレンズを同梱した「Ustreamセット」

 無線LANのアクセスポイントを経由して、写真および動画のアップロードが可能なデジタルカメラ。新機能として、動画共有サービス「Ustream」(ユーストリーム)経由の動画配信に対応した。フル充電時の配信可能時間は約2時間(電波状態が良好な場合)。同社の画像管理サイト「Cerevo Life」上から配信操作を制御できるため、カメラのある場所から離れ、ブラウザ経由で配信操作を行なえる。

 さらに、720p(1,280×720ピクセル)の動画記録にも対応した。記録形式はMPEG-4。複数のシーンに分けて記録した動画を自動的に結合する「自動シーン繋ぎ」機能を有する。

 自動シーン繋ぎは、動画記録時にシャッターボタンを押すと一旦録画を停止し、再度シャッターボタンを押すことで別のシーンの録画が始まるという仕組み。個別に撮影した動画を後で繋げる手間が省けるとしている。

 このほか、回線状況に応じて画質および音質の設定を変更できる。高速WiFi用、低速WiFi用、3G用のプリセットを用意するほか、ユーザーによるカスタム設定を行なえる。

三脚に取りつけたところボディにつや消し塗装を施した

 基本的なスペックは従来のCEREVO CAMと同等だが、外装をつや消し塗装とした。撮像素子は900万画素のCMOSセンサー、レンズは35mm判換算42mm相当の固定焦点。液晶モニターは11.5万ドット(480×240ドット)の 2.4型。感度はISO100~1600。

 対応メディアはmicroSDHC/SDカード。電源は内蔵のリチウムイオンポリマー充電池。USB接続での給電も可能。本体サイズは120×60×16mm。重量は117g(バッテリー含む)。

 なお、Cerevoでは同日、従来モデルのCEREVO CAM向けに、新ファームウェアを公開した。バージョン番号は2.01。更新を適用することで、従来モデルでもCEREVO CAM live!と同等の機能を利用できる。

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2010/5/18 15:14