【 2016/05/27 】
【 2016/05/26 】
【 2016/05/25 】
【 2016/05/24 】
【 2016/05/23 】

【CP+】板状に畳める「フラット三脚」を展示したベンロ

〜ベンロブランドのカメラバッグも出品

会期:2010年3月11日〜14日
会場:パシフィコ横浜

 ワイドトレードはCP+2010初日の11日に、新製品発表会を実施。中国ベンロの新型三脚「フラット三脚」などを発表した。ワイドトレードブースで実機に触れることができる。

フラット三脚(収納状態)。上から「C3180T」、「C2180T」、「C1190T」 ベンロブース

 フラット三脚は、収納した際に3本の足が並ぶ構造を採用した三脚。折りたたむと板状になることから、持ち運びの利便性で訴求する。ベンロがこれまで展開していた、脚を180度回転して収納できる「トラベルタイプ三脚」に替わるラインナップになる。国内での発売は6月を予定している。価格は未定だが、従来のトラベルタイプ三脚と同程度になるという。パイプ径や段数別で、カーボンとアルミタイプをそれぞれ8種類ずつラインナップする。

 3本の脚を前に1本、後ろに2本のばすことで展開する。ロック機構などは備えていない。構造上エレベーターは内蔵していないが、最も全高のあるタイプで1,780mmあるためエレベーターが無くともアイレベルを実現できるとしている。だが、エレベーターを使用したいニーズもあるため、2段伸縮式のセンターポールを同梱する。雲台は別売だが、専用ケースが付属する。

左からC1190T、C2180T、C3180T 収納して横から見たところ。厚みはパイプ1本分になる
本体上部 本体の裏側

 フラット三脚は従来の三脚に比べて、収納時の体積がやく半分になるという。また、板状になるためにビジネスバッグなどに入るほか、スーツケースなどでも邪魔にならないとしている。また、腰のベルトに下げて携行することもできる。さらに脚を伸ばした状態で開脚を閉じると、そのまま一脚としても使用可能。

左からC1190T、C2180T、C3180T。ラインナップ中最大クラスのC3180Tは、全高1,750mmとエレベーター無しでもほぼアイレベルになる 脚には、従来からの8層巻カーボンパイプを使用。本体分はマグネシウム製。防塵防滴構造になっている。
同梱のセンタポールを取付けたところ

 発表会では、来日した百諾(ベンロ)精密工業の劉昊(リュウ・ハオ)社長が製品説明を行なった。

ベンロの劉昊社長

 ベンロのビジネスについては、「経済状態が厳しい中、ベンロではいい商品ができ昨年は売り上げを伸ばすことができた。毎年業績が上がっている」とした。現在、三脚の世界シェアでは約3割を占めるという。ベンロの国内参入は1年前だが、劉氏は「日本での成長に満足している」と話した。

 劉氏は、「アマチュアで三脚を使用している人はまだ少ない。その理由は携帯性の悪さにある」とフラット三脚を開発した背景を述べた。フラット三脚も同社の従来からのカーボン三脚同様に、自社成形のカーボンパイプを使用。すべて8層構造にした。カーボンパイプの滑らかさも新たに向上させ、ロックをゆるめると、自然に脚が伸びるほどにした。従来製品と同等の防塵防滴性能を備えているという。

 「フラット三脚は、いままでの三脚とは違う核目定期ともいえる製品。品質には自信がある」(劉氏)とする。劉氏によれば、最近は安定性を重視するためセンターポールをのばさずに使用するプロカメラマンが多いという。そのため、フラット三脚では今後も様々な高さのラインナップを増やすことで、各ユーザーに合った高さの三脚を提供したいとしている。

 劉氏は、「フラット三脚に期待しており、近い将来三脚の主力商品になるだろう」と述べた。同氏によると、フラットに収納できる機構は特許を取得済みとのこと。

 発表会には、ベンロ三脚のユーザーである写真家の塙真一氏が登場した。塙氏は、普段はベンロのトラベルタイプを旅行などで使用しているという。しかし、収納時するために脚を180度回転させるのが面倒だった上に、スーツケースに入れると場所をとるのが難点だったとする。フラット三脚を使うとこうした点が改善するのではないかと期待を述べた。また収納時にこれまでより小さくできるので、ワンランク大きなサイズを選べるのもメリットだとした。

三脚について話す塙真一氏

 なお、ベンロでは自社ブランドのカメラバッグにも2010年から参入する。ブースには多数のカメラバッグが展示してあった。いずれも参考出品で、国内での発売時期や価格は未定となっている。

 中でも力を入れているのが「バイス」という本革を使ったカメラバッグ。一見カメラバッグには見えない点を特徴とする。女性向けと男性向けに大小2種類を用意する。内部には取外し可能なインナーを備える。

バイスの女性向けラインナップ ファッションバッグ風の外観になっている
内部には取外しできるインナーを装備 内部。右はインナー
ショルダーパッドも肩に負担を掛けない形状という 女性向けのバイスにはポーチが付属する
こちらは、男性向けのバイスシリーズ

 そのほか、ベンロブランドのリュックやショルダータイプなどさまざまなバッグを展示していた。




(本誌:武石修)

2010/3/12 20:02