三洋電機、1,430万画素CMOSセンサー搭載のデュアルカメラ「ザクティ」


 三洋電機は、1,430万画素で静止画を撮影できるデュアルカメラ「DMX-CG110」を2月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万円前後の見込み。本体カラーはレッドとブラックを用意する。

DMX-CG110(レッド)同ブラック

 1台で動画と写真が撮れるデュアルカメラをコンセプトにした「ザクティ」(Xacti)の新モデル。従来からの動画撮影における特徴を踏襲しつつ、静止画性能の向上を図った。

 撮像素子には1/2.33型有効1,430万画素CMOSセンサーを搭載し、4,352×3,246ピクセルの静止画を撮影可能。画像処理エンジンは新開発の「プラチナΣ-III」を採用。撮像素子との最適化やアルゴリズムの見直しを行なっている。感度はISO50~1600。顔検出機能も備える。H.264形式のフルHD動画(60fps)を撮影可能で、ステレオマイクも搭載する。

 レンズは、35mm判換算の焦点距離38~190mm、F3.5~3.7の5倍ズーム。静止画では画像加算式の手ブレ補正機構を利用可能。動画撮影時は電子式となる。最短撮影距離は広角端で50cm、望遠端で1m。マクロモードでは広角端で1cmの接写が可能。なお、動画撮影時の焦点距離は同40~240mm相当だが、焦点距離を2倍にできる「ダブルレンジズームモード」を使用することで、同80~480mm相当としての撮影も可能。

 液晶モニターはバリアングル式の約23万ドット2.7型TFT。対応記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。内蔵メモリーは約16GB。HDMI端子も備える。電源はリチウムイオン充電池「DB-L80」。CIPA準拠の撮影可能枚数は約190枚。

 本体サイズは85.7×37.4×110.3mm(幅×奥行き×高さ)。本体のみの重量は約159g、バッテリーと記録メディアを含む重量は約176g。


(本誌:武石修)

2010/1/27 15:06