オリンパス、内蔵メモリー1GBのタフネスモデル「μTOUGH-3000」


 オリンパスは、内蔵メモリー1GBを搭載したタフネスデジカメ「μTOUGH-3000」を2月中旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円前後の見込み。本体色はピンクとブルー。

μTOUGH-3000(ピンク)μTOUGH-3000(ブルー)

 防水・防塵、耐衝撃、耐低温を兼ね備えた「μTOUGH」シリーズの最新モデル。最上位機種「μTOUGH-8000」および「μTOUGH-6010」に続くラインナップで、新たにHD動画記録に対応。さらに内蔵1GBメモリーを活かした機能「フォトサーフィン」を新規に搭載した。記録メディアは、xDピクチャーカードからSDメモリーカードになった。

 海外では7日に発表済み。ただし赤(Oxide Red)および緑(Emerald Green)の本体色については、国内での発売が見送られている。

 外観はμTOUGH-6010と同様のイメージながら、右手用の指掛かりを省略したほか、レンズ部周辺の意匠がより丸みを帯びるなど、いくつか差異も見られる。

 動画記録は1,280×720ピクセル/30fpsに対応。。MPEG-4 AVC/H.264での記録を行なう。背面には動画専用ボタンを搭載。また、本体にはHDMI端子を備えている。テレビのリモコンで画像の選択やコマ送りなどが可能な「HDMI出力・コントロール」に対応する。

 フォトサーフィンは、PCからカメラに書き戻した写真を「日付」、「シーンモード」などの撮影情報で検索・鑑賞できる機能。さらに同梱ソフト「[ib]」を利用することで、写真に人物や撮影場所についてのタグを付加できる。

 またAFモードのひとつとして、自動追尾AFを新たに搭載した。

 そのほかの仕様はμTOUGH-6010を踏襲。水深3mまでの防水機能、高さ1.5mからの耐落下衝撃性能、-10度の耐低温性能も継承している。

 撮像素子は有効1,200万画素の1/2.33型CCD。感度はISO64〜1600。レンズは28〜102mm相当(35mm判換算)、開放F3.5〜5.1の光学3.6倍ズーム。

 液晶モニターは2.7型約23万ドット。電源としてリチウムイオン充電池のLI-42Bを採用する。USB接続時に充電を行なう「USBバッテリー充電」も可能になっている。

 マジックフィルターはμTOUGH-6010と同じく、「ポップ」、「ピンホール」、「フィッシュアイ」、「スケッチ」の4種類。「iAUTO」、「ビューティーモード」といった諸機能も引き続き利用できる。

 本体サイズは95.9×23.4×65mm(幅×奥行き×高さ)、重量は159g。



(本誌:折本幸治)

2010/1/14 11:03