パナソニック、内蔵メモリーを強化した4.3型「ビエラ・ワンセグ」


SV-MC75(ブラック)

 パナソニックは、デジタルフォトフレームにもなるポータブルワンセグテレビ「ビエラ・ワンセグ」の新モデル「SV-MC75」を13日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円前後の見込み。本体色はブラック、レッド、ホワイトを用意する。

 SV-MC75は、8月21日に発売した「SV-MC55」の上位モデル。内蔵メモリーを4GBから8GBに大容量化したほか、SV-MC55では内蔵メモリーに記録できるファイルが静止画のみだったのを、静止画、音声、ワンセグ録画に対応させた。また、自動明るさ調整機能も新搭載した。同社では、SV-MC55に引き続いてデジタルフォトフレームとしての利用も訴求する。

 ワンセグ受信機能を搭載したポータブル液晶テレビ。SDHC/SDメモリーカードスロットとmicroSDHC/SDカードスロットを搭載しており、デジタルカメラなどで撮影した写真を手軽に表示できる。写真は日付別、フォルダ別、お気に入り別から選んで表示できる。サムネイル表示時に流れるような写真検索が可能な「フォトスクロール機能」も搭載した。さらに、音楽付きのスライドショーも行なえる。対応画像形式はJPEGのみで、最大5,120×3,840ピクセルまたは10MBのファイルまで表示可能。

SV-MC75(レッド)SV-MC75(ホワイト)

 液晶ディスプレイは480×272ドットの4.3型。同社の薄型テレビ「ビエラ」の技術を活かしたカラーマネジメントの最適化も行なった。自然な肌色を実現しているという。ワンセグ放送は内蔵メモリーおよびメモリーカードへの録画も可能。また、ビエラRシリーズからのワンセグ番組やデジタルレコーダー「ディーガ」から持ち出し用に変換したワンセグ番組、BS、CS、アクトビラ、AフルHD(AVCHDからの変換)映像の再生が可能となっている。

 出力200mWのモノラルスピーカーを搭載するほか、ステレオヘッドホンも使用可能。USB端子も装備する。電源はリチウムイオン充電池。「明るさ±0」時でテレビの場合約4時間30分視聴でき、写真の場合約5時間再生できる。

 本体サイズは136×16.3×74.5mm、重量は187g。ACアダプター、USBケーブル、ステレオインサイドホン、外付けスタンド、ハンドストラップなどが付属する。

 なお、直販サイト「パナセンス」でSV-MC75の限定モニター販売も実施する。期間は11月4日14時~11月16日13時。




(本誌:武石修)

2009/11/4 15:15