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サイバーリンク、360度画像に対応した「PhotoDirector 9」
360度画像からのパノラマ生成や傾き補正など リトルプラネットも
2017年9月19日 16:33
サイバーリンク株式会社は、写真編集ソフト「PhotoDirector 9」のダウンロード版を公開した。360度静止画を利用する機能が追加されている。
パッケージ版は10月13日に発売。パッケージ版には冊子のマニュアルが付属する。
360度画像の編集が可能に
PhotoDirectorシリーズとして新たに360度画像をサポート。360度画像を取り込み、編集が行えるようになった。これまで高価なプロ向けソフトでしか行えなかった360度画像の編集を実現したという。
例えば、360度画像からパノラマ画像を作成する機能を搭載。パノラマの中心を設定することが可能で、自然なパノラマ画像が得られる。正距円筒図法、メルカトル図法、円筒図法に対応。
360度画像を撮影した際の傾きも補正できる。4分割したプレビューを見ながら、各所の傾きを調整。すると、水平・垂直を保った360度画像になる。
360度画像から、いわゆる「リトルプラネット」画像を制作する機能もある。回転、ズーム、視野角の調整が可能。空と陸を反転させた画像も作れる。
360度画像を撮影したときに写り込む、三脚や撮影者の腕を目立たなくする機能も搭載。「ミラーボール」を選ぶと、三脚があった位置に全天球の姿が写り込んだミラーボールが生成される。これにより、三脚や腕を見せなくすることが可能だ。「ぼかし」を選ぶと、三脚があった場所にぼかしがかかる。
「PhotoDirector 9 Standard」にはなく、上位バージョンの「PhotoDirector 9 Ultra」にあるのが「モーションスチル」。動画や連写で得た静止画から、一部だけを動かした動画が作成できる。いわゆる「シネマグラフ」を作る機能。
Ultraには他にも、「かすみの除去」「写真の一部だけを移動」など、Standardでは省略されている機能が実装される。
ラインナップと価格
価格表記はすべて税別
PhotoDirector 9 Ultra
ダウンロード通常版
9,074円
ダウンロードアップグレード版
6,296円
パッケージ通常版
9,200円
パッケージ乗換え・アップグレード版
6,500円
パッケージアカデミック版
5,500円
PhotoDirector 9 Standard
ダウンロード通常版
4,444円
パッケージ通常版
4,500円