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アルミ削り出しのミラーレスカメラ「ライカTL2」

AF速度が3倍に 32GBストレージとUSB Type-C端子を搭載

ライカカメラジャパンは、ミラーレスカメラ「ライカTL2」を7月22日に発売する。ボディ単体の希望小売価格は税別25万円。カラーはブラックとシルバーの2色。

7月18日追記
電子ビューファインダー「ビゾフレックス」使用時に一部不具合が発生する可能性が見つかったとして、7月22日の発売予定から延期となった。変更後の発売日は未定。

ライカLバヨネットマウントを採用する、APS-Cフォーマットのミラーレスカメラ。2014年4月に「ライカT」として登場したカメラシステムの最新機種。従来モデル「ライカTL」のアルミ削り出しボディや大型タッチパネル式モニター、Wi-Fi経由のスマートフォン連携といった特徴を継承しつつ、基本性能を向上させている。

シルバー
ブラック

従来モデルに比べ、起動時間の短縮、AF速度や操作レスポンス向上のほか、新たに4K動画記録や120fpsのハイスピード撮影にも対応した。また、カメラの設定メニュー内がカテゴリ分けされ、目的の項目を見つけやすくなった。静止画のRAW単独記録も可能になっている。

これまでの動画記録ボタン(シャッターボタンわき)はFnボタンに機能変更。従来通りの「動画記録」のほか、「画像再生」と「EVFと背面モニターの表示切り換え」にも割り当てられるようになった。Fnボタン以外での画像再生は、背面モニターを上下にスワイプすることで呼び出せる。

カメラ内に32GBの内蔵メモリーを搭載。対応記録メディアはSDXC/SDHC/SDカード。デジタルカメラではまだ採用例の少ないUSB Type-C端子を装備している。マイクロHDMI出力端子も新搭載した。

撮像素子は、有効2,424万画素のCMOSセンサー。最高感度はISO50000。従来のライカTLは有効1,620万画素、最高ISO12500だった。

連写性能はメカシャッター(最高1/4,000秒)で約7コマ/秒、電子シャッター(最高1/40,000秒)で20コマ/秒・連続29枚まで。ライカTLは約5コマ/秒・連続12枚だった。

内蔵ストロボは省略。シンクロ速度は1/180秒。

背面モニターは3.7型130万ドットのタッチパネル式。アクセサリーシューに別売EVFの「ライカ ビゾフレックス」(GPSユニット内蔵)を装着できる。

バッテリーは従来モデルと共通のBP-DC13。USB充電にも対応。撮影可能枚数は約250枚。バッテリーチャージャーが付属する。

ストラップ取り付け部は初代ライカTから続く独自形状で、ライカTL専用としてラインナップされているストラップを用意するか、別売アダプターを介して二重リング式のストラップを取り付ける。

外形寸法は従来モデルと同じ134×69×33mm。重量は約399g(バッテリー込み)、約355g(本体のみ)。

本誌:鈴木誠