ニュース

「FUJIFILM X-T2」の最新ファームウェアが公開

テザー撮影に対応 同社ソフトのmacOS Sierra対応状況も告知

富士フイルムは11月29日、「FUJIFILM X-T2」および関連ソフトウェアの最新版を公開した。予告されていたテザー撮影への新対応を含む。また、関連ソフトのmacOS Sierraへの対応状況もアナウンスしている。

それぞれの更新内容は次の通り。

FUJIFILM X-T2(Ver.1.10)

PC撮影(テザー撮影)機能に関する詳細は、アップデート情報のWebページを参照されたい。

  • USB接続によるPC撮影(テザー撮影)機能に対応しました。
  • カメラの操作系を個別にロックする機能を追加しました。
  • 下記設定のときにプレビュー画像でシャッター速度を表示させるようにしました。
    レリーズ半押しAE:OFF/ISOAUTO/絞り優先
  • 下記の設定で撮影したときに露出オーバーになる現象を改善しました。
    AF-Cモード/AF-Cフォーカス優先/顔検出ON
  • XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRレンズを装着した際に望遠側でAFが合焦し難い現象を改善しました。
  • セットアップメニューの接続設定>PC保存先設定>手動設定>無線LANルーター選択を実行した際に、カメラがハングアップすることがある現象を改善しました。
  • 富士フイルム製クリップオンフラッシュ(EF-X8を除く)を装着して連写CH、フラッシュMモードに設定して撮影した際に高速連写にならない問題を改善しました。
  • Nissin製ストロボi40(富士フイルム用)でフラッシュが発光しない問題を改善しました。

X-T2のファームウエア(カメラ内部のソフトウエア)の更新

カメラ操作系の個別ロックは、セットアップメニュー内「操作ボタン・ダイヤル設定」でロックしたい項目を設定し、「ロック指定」「機能別ロック」でロックする。同メニューはファンクションボタンに割り当てることもできる。

PC撮影専用ソフトウエア HS-V5 for Windows Ver.1.3

FUJIFILM X-T2のファームウェアVer1.10に対応。アップデート情報のWebページにて、X-T2用にクイックスタートガイドの補足が掲載されている。

macOS Sierra動作状況

11月29日現在の対応状況は次の通り。以下の3本以外は、macOS Sierraへの対応を予定していないという。

PC AutoSaveインストールソフト

現在非対応。Sierra対応版を後日公開予定。

テザー撮影プラグイン for Adobe Photoshop Lightroomインストーラー自動解凍ソフト

11月29日にSierra対応版を公開。X-T2(Ver.1.10以降)のテザー機能にも対応した。利用には別途Lightroomとテザー撮影用プラグインソフトHS-5Vが必要。

RAW FILE CONVERTER EX 2.0 powered by SILKYPIXインストールソフト

11月10日にSierra対応版を公開済み。