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パナソニック、1型ポケットカメラ「LUMIX LX9」などを実機展示
マイクロフォーサーズの「G8」、高倍率1型センサー機「FZH1」も
2016年9月22日 19:16
LUMIX G8(海外名:G80/G81)
レンズ交換式のマイクロフォーサーズカメラ。4K動画対応で、G7とGH4の間を埋める存在となる。Gシリーズ初の5軸手ボディ内ブレ補正、防塵防滴構造、高精細な0.74倍EVFを搭載する。国内発売は10月21日。ボディ単体の店頭予想価格は税込11万8,670円前後。
イメージセンサーはLUMIX GX7 Mark IIに続くローパスフィルターレスの約1,600万画素、最高感度はISO25600。4K 30pの動画記録と、4Kフォト(800万画素・秒30コマ)に対応する。
4Kフォトの「フォーカスセレクト」機能に関連して、新たに連写したフォーカスブラケット画像の合焦部分を合成して、被写界深度の深い画像を生成する「フォーカススタッキング」機能を搭載した。
G7に寄せられたユーザーの声を元にバージョンアップし、防塵防滴仕様のボディとするなど、ネイチャーフォトによりマッチした仕様を意識している。
動画撮影にもメリットのあるセンサーシフト式の手ブレ補正を、LUMIX Gシリーズで初めて搭載。ボディとレンズの手ブレ補正を協調させる「Dual I.S. 2」は、望遠域でも手ブレ補正効果が変わらないのが特徴。アルゴリズムの進化と、より様々なブレ検知を可能としたジャイロセンサーの採用で実現したという。
今のところDual I.S. 2はG8のキットレンズでもある「LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」のみ対応するが、その他のレンズにも発売以降もファームウェアアップデートで順次対応予定としている。
LUMIX FZH1(海外名:FZ2000)
「フラッグシップ・ブリッジカメラ」としてFZ1000の上位に位置づける20倍ズームモデル。約2,000万画素の1型センサーを搭載し、高速AFと12コマ/秒の連写を特徴とする。国内発売は11月17日。店頭予想価格は税込17万2,670円前後。
マイクロフォーサーズ機のGH4に搭載されている動画機能を余さず一体型カメラに入れたというレンズ一体型モデル。センサーはFZ1000と同じだが、チューンナップで静止画画質も向上しているという。レンズスペックは35mm判換算24-480mm相当F2.8-4.5。
ズームレンズが電源投入以降に伸び縮みしないインナーズーム機構のため、撮影時に重心が変わらず、望遠側の画角でのズーム時にも画面が揺れないという。
ほかにも、シームレスに動く絞り機構やガイドポール式のズーム機構など、動画撮影を助ける機能が盛り込まれている。また、後日の有償アップグレードでV-Log Lに対応する。
LUMIX LX9(海外名:LX15)
約2,010万画素の1型センサーと35mm判換算24-72mm相当F1.4-2.8「LEICA DC VARIO-SUMMILUX」レンズを搭載する、クリエイティブ志向のポケットカメラ。国内発売は11月17日。店頭予想価格は税込9万4,910円前後。
LUMIX LX7(1/1.7型センサー)の後継といえるモデル。より大きなフォーサーズセンサーを積んだLX100も存在するが、さらに異なるLXシリーズの顔として企画された。EVFは搭載せず、180度チルト可能な液晶モニターを搭載。
F1.4-F1.8の明るいレンズは、ボケの美しさや、レンズ前3cm〜30cm(広角端〜望遠端)の接写が特徴。明るい広角レンズで撮った写真の味を、コンパクトカメラで気軽に撮れることを意識した。自社内で非球面レンズを作れる利点が反映されているという。
4K動画記録機能や、4Kフォトのフォーカススタッキング機能も搭載している。