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Photoshop CCがアップデート、「コンテンツに応じた切り抜き」など追加

顔を変形するツールも パフォーマンスも向上

Adobe Creative Cloudのアップデートが6月22日に開始された。画像処理アプリのAdobe Photoshop CCにも、いくつか新機能が追加されている。

コンテンツに応じた切り抜き

5月31日開催の「デジタルフォト&デザインセミナー2016」で披露された新機能。

傾きを補正した画像に対し、これまで捨てていた周囲を補間しつつ復元することで、従来方式よりも画角を狭めることなく仕上げる。

傾きを補正した画像を矩形に切り抜くと、周囲に使用できない画素が生じる。

「コンテンツに応じた切り抜き」を使用すると、従来捨てていたエリアを補間して再現。画角が狭くならない。

ゆがみフィルター「顔」ツール

「ゆがみフィルター」に「顔ツール」が追加。モバイルアプリ「Photoshop MIX」の機能をCCに移植にしたもので、顔認識技術を利用している。

認識した両目、鼻、口などを拡大/縮小、変形、移動などが可能だ。

マッチフォント

画像内で使われている文字を認識して、その文字に近いフォント名を示唆する機能。

システムフォント、Tipekitフォントに対応。ただしいずれも欧文フォントに限られる。

パフォーマンス

アプリ起動とファイルオープンの高速化を実現。フォントメニュー表示も4倍高速になったという。

加えて、「コンテンツに応じた塗りつぶし」の精度が向上したとのことだ。

その他

選択範囲とマスク作成のための独自のワークスペースを用意。選択範囲が識別しやすく、作業効率が上がりそうだ。

以上、主な新機能を紹介した。

デジカメ Watchでは近日にも、Lightroom CCの新機能「ガイド付きUpright」を含めたAdobe写真アプリのアップデート内容を詳しく検証する記事を掲載する予定だ。