Baby & Kidsのマンネリ写真脱出術 ハイハイが得意なやんちゃくん編
ママやパパはもちろん、友達や親戚にお子さんがいる場合はその愛らしさに惹かれてカメラを向けることが多いと思います。ですが、かわいい表情を撮ろうとしていつも同じ写真ばかりになってはいませんか? にっこり笑って「はい、チーズ」もいいのですが、あっという間に成長する小さな子供は色々な表情を収めておきたいものです。今回は、ハイハイが得意でつかまり立ちが始まった11ヶ月のやんちゃベビーのあきおくんにモデルになってもらって、赤ちゃん写真のマンネリを脱出したいと思います!
真上から撮る「日の丸弁当写真」
まずは、あきおくんに得意のハイハイでカメラを持っている自分に向かって来てもらい、真上から声をかけて仰ぎ見てもらいました。こうすると、部屋の電気を見る格好になるので目に光が反射して簡単にキャッチアイを作ることができます。また、実際に大人が子供を見る視線に近いので「こんなに小さかったんだなぁ」という思い出の記録にもなります。
撮影のポイントは、カメラは床と平行になるように、レンズは広角側を使い自分の足が入らないようにしましょう。床にはかわいいマットなどを敷くと画面がカラフルになります。
意外と少ない「真横顔ポートレート」
次に音の出るおもちゃを渡して、動きたい盛りのやんちゃくんの動きを止めます。そしてパパかママに話しかけてもらい注意を惹きつけたところでカメラを持った自分が移動して、真横の顔を撮ります。正面や斜めの顔の写真は多いのですが、意外と少ないのがこの真横の顔を捉えたポートレート。小さな鼻やアヒルのような口は真横からのほうが分かりやすいので、大きくなる前にぜひ収めておいてください!
ハイハイ期が狙い目「おしりふりふりショット」
小さな子供は色々なものに興味津々。あきおくんもおもちゃに飽きて得意のハイハイで移動し始めました。そんなときはガッカリせずに、おむつでぷっくりしたかわいらしいおしりが主役の写真を撮りましょう。衣装はおしりの丸みが分かるようなデザインで、太ももが見えるほうが赤ちゃんらしいプクプクした感じがよく出ます。
ここでの撮影ポイントはなるべく低い位置から撮影すること。床に肘をつくくらい低い姿勢になりましょう。作例では奥にママの足も入れて、自宅らしさを演出しました。
真剣に遊ぶ「これでもボク楽しいんですよ写真」
小さな子供は真剣に遊んでいると笑うことも忘れて真顔になっていることが多々あります。つまらないわけではなくて、本当に真剣におもちゃと向き合って遊んでいるんですよね(笑)。そんな本気の表情をママ目線で収めておきましょう。このときの‘ママ目線’は、上から見下ろすのではなく「楽しいね、ボク」と赤ちゃんを覗き込むときのママの目線なので、表情が見える位置までかがみます。実際に声をかけてもいいでしょう。そして、ピントは目に合わせます。拡大して見たときに、ふさふさのマツゲにあらためてビックリしちゃいますよ!
じっとしていない子を撮るための奥の手!「ライド・オン・フォト」
子供はとにかくじっとしていません。あきおくんも飽くことなく部屋の中を探求し続けます。そんなやんちゃくんを写真に収めるのにオススメなのがこの「ライド・オン・フォト」です。その名の通り、何かに乗せて遊ばせて写真を撮るのですが、ポイントはなるべくまたぐ格好になる乗り物にするのと、自分の足で漕ぐような乗り物にすること、そしてスピードはあまり出ないものの方が撮りやすいし安全です。0歳児でしたら4輪のコンビカーのような親の支えがなくても乗れるものがいいでしょう。室内でしたらパパがお馬さんになってもいいですね。
この手法のいいところは撮影位置をこちらで決められることです。多少前後には動きますが、何も乗っていないフリーな状態よりは予測可能な方向に動きます。また、またいで乗っているので降りるときに一度止まらざるを得ず、ここでもシャッターチャンスを得られます。そしてなによりも無理やりに動きを止めているわけではなく遊んでいるので、笑顔も出やすく、撮りやすい!
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赤ちゃん写真のマンネリ脱出のヒントとして5つの撮影術をお送りしましたが、いかがでしたか? スマホのカメラでの気軽に試せるものばかりですので、フォルダーに同じような写真が並んでいる方は、ぜひ、実践してみてくださいね!