【女性限定】ニコンカレッジ「フォトフェミ」に参加しました♪
~ふんわり明るいリビングフォト・クレール編~
ニコンイメージングジャパンが運営する写真教室「ニコン カレッジ」の女性専用講座「フォトフェミ!」。その中でもすぐに予約が埋まってしまうのが、今道しげみ先生のリビングフォト講座です。
リビングフォト(LIVING PHOTO)とは、“自分の日常や命限りあるものを美しく残したい”という意味合いを込めた、今道先生が名付けた写真&写真技法です。ニコンカレッジのリビングフォト講座は、ふんわり明るい写真を学ぶ「リビングフォト・クレール(クレール=フランス語で「明るい」という意味)」と、シックで落ち着いた雰囲気の写真を学ぶ「リビングフォト・ダークシック」の2講座が用意されています。
シックで落ち着いた雰囲気の写真を学べるリビングフォト・ダークシック講座は以前レポートしました。今回は対になる、ふんわり明るいリビングフォト・クレール講座をレポートします。
初心者でもわかりやすい写真の授業
会場に入ってまず目に飛び込んでくるのが、今道先生がスタイリングした素敵なモチーフたち。今回のモチーフは秋バラやカボチャなど秋らしさを取り入れたスタイリングです。参加者の方からも、「かわいい、素敵!」という声が聞こえてきました。
最初に今道先生からカメラの写る仕組みやリビングフォト・クレールを撮るためのカメラの設定方法と光の作り方をスライドを使って教えていただきました。
スライドでカメラの写る仕組みや光の性質を学び、みんなで一緒にニコンのカメラでリビングフォト・クレールを撮るための設定にしていきます。学んだことの一部をご紹介します。
リビングフォト・クレールの撮影ポイント
1.ふんわりやわらかいボケ
ふんわり大きなボケを作るために単焦点レンズを使いましょう。コストパフォーマンスがよく描写もきれいなAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gはオススメです。リビングフォト・クレールではAPS-Cサイズのカメラは、花はF2・食べ物はF2.8を基準に撮影します。フルサイズのカメラは1/3段絞って、花はF2.8・食べ物はF3.2を基準にします。
2.美しい色
被写体がいくら美しくても光が美しくないと、美しい色では撮れません。カメラは人間では気付かない電球や蛍光灯の色を拾います。美しい色で撮るために室内の光は消しましょう。また色の発色がよくなるようにピクチャーコントロールは「Vivid」。ホワイトバランスは優秀なので「オート(AWB)」にしましょう。
3.透明感のある明るさ
カメラは天の邪鬼なので、明るければ明るい被写体ほど暗く撮ろうとします。露出補正を使って明るくしましょう。ただし明るくしすぎると白トビ(明るすぎて真っ白になってしまうこと)してしまいます。
いちばん明るいテカリの部分や背景の部分は白く飛んでも大丈夫ですが、白い花など被写体が白飛びしてしまうのはNGです。白飛びしているか、していないかは判断しづらいので、再生画面設定はハイライト表示をONにしておくと便利です。
4.ブレさせない
三脚を使えばブレは防げますが、三脚を使うのは面倒と思う人も多いですよね。手持ち撮影でもブレにくい設定は、ISO感度「オート」の詳細設定から制限上限感度を「ISO6400」、低速限界設定「1/125秒」にします。自然光の撮影ならノイズも目立ちにくいので許容範囲内。ノイズよりブレないことを優先しましょう。
このほかにも「構図は縦位置が基本」「ピント位置はカメラ任せにしないで自分で決める」「撮影後は必ずピントをチェックする」ことを教わりました。座学が終わるとカメラの設定はすでにできているので、ピント位置と露出補正だけに集中して撮りはじめることができます。
参加者の方にお話を聞きました。
「カメラは難しいと思っていましたが、難しいカメラ用語もたとえて説明していただけたので、わかりやすく楽しみながら学べました」
「みんなと一緒にカメラを設定しながら解説していただいてよかったです。サポートスタッフの方がフォローしてくれるので安心でした」
フレーミングのポイントを学ぼう
実習は2グループに分かれて、15分の撮影が2回ずつ行われました。参加者の方がいちばん悩まれたことは、“被写体をどう切り取るか”というフレーミング。
「全部を写すのではなく、美しい部分だけを切り取ることがポイントです。自分が美しいと思った場所にピントをしっかり合わせ、それ以外をふんわりぼかすとリビングフォトになります。余計なものが入っていないか四隅まで意識して撮りましょう」と今道先生。
参加者をまわり、ご自身も一緒に撮影しながら1人1人にアドバイスをしていました。
最後にその日に今道先生が撮影した作品が紹介され、モチーフごとのフレーミングのポイントや注意点を教えていただきました。
最後に、リビングフォト・クレール講座を参加した方の作品と感想をご紹介します。
今道先生にお話を伺いました。
「女性は男性以上に色にこだわり持っているように感じます。モチーフをスタイリングするときは、いちばん色と質感を意識して組んでいます。そのモチーフの色が実物以上のきれいな色で撮れると人は“美しい写真が撮れた”と感じるのだと思います。女性に“美しい”と共感していただけるようなモチーフをご用意しているので、ぜひ受講していただけるとうれしいです」
今道先生の「フォトフェミ! リビングフォト講座」の日程&募集状況はこちらから確認できます。
お花や雑貨など自分のお気に入りのものを美しく残したいという方にオススメの講座です。参加してみてはいかがでしょうか。