自分だけのボディジャケットを作ってみました!

「カメラをかわいく持ち歩きたい」「人とは違ったアクセサリーでカメラをかわいくしたい」と思うカメラ女子は多いはず。だけど既製品では、欲しいデザインが見つからなかったり、人気の商品だと人とかぶってしまったり……。

そんなとき、かんたんに自分の好きな柄のカメラアクセサリーが作れるレッスンがあることを知ったので、参加してみることにしました。

今回、デコレーションしたOLYMPUS PEN E-PL5用のボディジャケット。夏らしいビタミンカラーのドットとストライプのペーパーを選び、古切手をコラージュしました。

自分の好きな紙を選んで貼るだけ♪

 今回は薄いクラフト用のペーパーを専用の糊で貼り付け、コーティングする手法でデコレーションしました。木やガラス、金属、プラスチックなど、いろいろな素材に貼り付けることができ、フランスでは小物だけでなく、家具や家電などにも施すこともあるそうです。

参加したレッスンでは、カメラに直接貼り付けるのではなく、カメラに装着するボディジャケットをデコレーションしました。ボディジャケットなら万が一、失敗しても安心ですし、何個か作って気分に合わせて着せ替えることもできるのでいいですよね。

私はOLYMPUS PEN E-PL5のボディジャケットが作りたかったので、貼り付ける素材としてオリンパスのボディジャケットCS-39Bを使いました。

デコレーション用のペーパー、白地のボディジャケット、ハサミ、専用のノリ、仕上げ用の防水ニス、筆。ペーパーは、紙ナプキンや包装紙などの薄い紙で代用することができます。
薄い紙にカラフルな色や柄がデザインされたペーパー。日本では約100種類が販売されています。レッスンに参加した皆さんと「どれにしよう?」「これかわいくないですか?」と、ペーパー選びに盛り上がりました。
今回使用したオリンパスのボディジャケット「CS-39B」。白地の合皮でできているので、ペイントや素材を貼り付ける素材に適しています。価格は4,200円。
最初にハサミを使って、ボディジャケットよりひとまわり大きくペーパーを切ります。切るときに水平垂直がわかりやすい、ストライプ柄を選びました。
筆を使って、ボディジャケット側面からノリを塗っていきます。
ペーパーのつなぎ目が裏面にくるように、5cmほど余裕を持たせて、ノリ面に貼りつけていきます。
ボディジャケットとペーパーの間をノリで埋めるようにしながら、ノリを塗って貼ってを少しずつ繰り返します。
ペーパーを指でやさしく伸ばしなら貼っていくと、空気が抜けきれいに貼ることができます。
空気を抜こうと指でこすりすぎたら、穴が開いてしまいました! 塚本先生に対処方法を質問したら、「上からコラージュすれば目立たなくなるので、ぜんぜん大丈夫ですよ」とのこと。ちょっと不安ですが、作業を進めます。
ペーパーが一周したら、つなぎ目をノリで貼り合わせ、最初はおおまかに余計な部分をハサミで切り取ります。
ボディジャケットの端、ぎりぎりまで追い込んでていねいにハサミで余分なペーパーを切り取ります。経験のある参加者の方から、細かい作業は眉毛用のハサミが使いやすいと、教えてもらいました。
破れてしまったところは、古切手をコラージュして隠すことにしました。同系色のパンジーの切手をチョイス♪
コラージュが終わったら、専用のノリをペーパー全面に塗り、コーティングします。端の分も筆を使って、ボディジャケットとペーパーの間を密着させます。ノリは約1時間ほどで乾き、乾くと透明になります。
ノリが乾いたら、仕上げに防水性のニスを塗ります。ツヤあり、ツヤなしが選べます。今回はツヤありを選びました。

自分の“好き”が詰まったボディジャケットに大満足♪

レッスンは乾燥時間を除くと約1時間ほど。ペーパーだけでなく、古い切手やレース、ラインストーンなどを貼り付けることができます。自分の好きな柄の紙や素材を選び、専用のノリで貼るだけでできあがってしまうので、初めての挑戦でもかんたんに作ることができました。

紙が破けるというアクシデントもすぐに修正できたので、私のような作業が雑で不器用な人でも気軽に挑戦できると思います。子どもと一緒に作るのも楽しいかもしれません。

とにかく、自分の好きなものだけを集めて、世界にひとつだけのものを作れたことが、すごく、すごくうれしかったです。そして、自分で作ったからこそ、愛着もわいてきます。

夏らしくオレンジのドットとストライプ柄を選びましたが、秋や冬向けの落ち着いた柄でも作ってみたいと思いました。気分や季節にあわせて、カメラを着せ替えると撮影はもっと楽しくなるはず。

今回はボディジャケットをデコレーションしましたが、今度は無地のレンズキャップ買って、おそろいのレンズキャップも作りたくなりました(笑)

専用のノリやニスは、手芸店やネットですぐに手に入れることができるので、興味を持った方はぜひ試してみてくださいね。

完成しました! 側面にはボタン柄のペーパーを切り抜いて貼り付けました。作る行程も楽しかったです。
装着してみました。ボディジャケットはカメラにフィットするので、装着して使っても違和感はありません。
(2013/8/2)
加藤マキ子(ツナ☆カメラ)
1981年生まれ。写真編集者。カメラ書籍を手掛ける編集プロダクションで女性向けのカメラ雑誌や書籍を多数手掛ける。その後、実用書系編集プロダクションを経て、2013年に独立。『光と色の写真の教科書 〜ふんわりフォトもこっくりフォトも思いのまま〜』『まりこ先生が教える やさしい写真の教室』などの企画・編集を担当。ときに、撮影や執筆も手掛けることも。仕事が好きで、マグロのように止まらず常に全力疾走中!