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10月号【sai(FREEDOM) + パナソニックLUMIX DMC-LX3】特別編


 10月は金曜日が5回あるため、今週は特別編をお届けする。パナソニック「LUMIX DMC-LX3」と、saiちゃんの登場だ。2ポーズと言うこともあり、今回はRAW+JPEGで撮影した。上ブロックは、4:3モードで撮っているが、このページのレイアウトが3:2なので、下ブロックは3:2モードへ設定を変更。掲載したカットは全てカメラ付属の「SILKYPIX Developer Studio 3.0 SE」を使って現像し、Photoshopでサイズ変更と3:2へトリミング(上ブロック)だけ行なっている。テレ端のオリジナル画像を上ブロック左上、ワイド端のオリジナル画像を下ブロック右上にリンクしてあるので、参考にして欲しい。

 DMC-LX3の仕様は、総画素数1,010万画素の1/1.63型CCD搭載、最大記録画素数3,648×2,736ピクセル(4:3モード時)、ISO感度AUTO/80/100/200/400/800/1600/3200、インテリジェントISO感度(高感度モード時:1600~6400)、バッテリーはリチウムイオン充電池、記録メディアは内蔵メモリー(約50MB)とSDHC/SDメモリーカード、3:2アスペクト 3型46万ドット広視野角TFT液晶……など。

 特徴は、コンパクトなボディに35mm判換算24~60mm相当 F2~F2.8の光学2.5倍ライカDC Vario-Summicronレンズを搭載、追っかけフォーカス、おまかせiA、多彩なフィルムモード、トリプルブレ補正と言った豊富な機能、そして冒頭でも触れたが、現像ソフトウェアとしてSILKYPIX Developer Studio 3.0 SEを採用していることがあげられる。ご覧のようにルックスもなかなかシャープでカッコいい。

 カメラの設定は、全てISO80、絞り優先AEでできるだけ絞り開放にし、ホワイトバランスはオートを使用した。撮影当日、朝方まで天気が悪く、どうなることかと思ったものの、昼前から太陽が見え始め結果的に全てISO80で撮れている。RAW+JPEGだと、1枚で合計約16MB。コンパクトカメラなので、一眼レフほど速写せず、書き込み時にもたつくことは無かった。


 AFや書き込み、再生速度などはスムーズ。撮影した範囲では特に欠点は見当たらなかった。露出補正やマニュアル露出時に、絞りとシャッタースピードの変更ができるジョイスティックでの操作は意外と便利だ。今回は日が安定せずマニュアル露出を使わなかったこともあり、露出補正として使用している。AEに関しては割と正確なのだが、液晶での表示が明るいので、一見若干オーバーかな!? と思ってしまう。

 レンズ脇にあるフォーカス切換えスイッチもGood。少し気になるのは、モードダイヤルが軽いこと。絞り優先AEのままカバンに入れて移動していたところ、気が付くと1度だけシャッタースピード優先AEになっていた。あまり頻繁に触る部分でもないので、気持ち固めでいいかも知れない。

 さて、コンパクトカメラでマニュアル露出対応など、ハードウェア面で魅力的なこのDMC-LX3、SILKYPIX Developer Studio 3.0 SEが標準添付で更に魅力は倍増。今更説明の必要がない程、有名な現像ソフトウェア。豊富な機能を備え、わかりやすいインターフェースで初心者から上級者まで、柔軟に対応できる優れものだ。

 今回は、比較的簡単な機能だけを使い現像した。触ったのは、露出補正、ホワイトバランス、コントラスト(“標準”もしくは“やや硬調”)、フィルムモード(“標準”もしくは“美肌色1”)、シーンによってトーンカーブと、この範囲だ。

 また上ブロック右下の白壁のカットだけ、白とびが低減するよう、ハイライトコントローラを使いダイナミックレンジを拡張し、若干色を残している。ただ筆者自身、SILKYPIX Developer Studioはあまり触っていないので、使いこなせばもっと良い色が出る可能性もある。いずれにしても奥が深い現像ソフトなので、これだけでも十分楽しめるだろう。

 saiちゃん(FREEDOM)の意味であるが、彼女はシンガーでFREEDOMというガールズポップユニットの1人。その関係でこのような表記になっている。話によると、この秋はチェック柄が流行っているらしく、今回の写真も色の違うチェック柄を選んだ。普段、あまり流行を気にしながら街中を歩かないので、ちょっと新鮮だったりする。

 余談になるが、初期の本連載やここのところの「DP1」、「E-420」など特別編で使っていた代官山と中目黒の間にある原っぱ(空き地)、今回も使う予定だったのだが、全て柵に覆われ入れなくなってしまった。ファッション誌などでもよく使われ、業界では結構有名な場所だっただけに残念だ。こうして代官山界隈の撮影ポイントがまた1つ消えていく……。

actress sai(FREEDOM)@アウラ・エージェント
photographer 西川和久
パナソニックLUMIX DMC-LX3



URL
 
  バックナンバー
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/weekend_backnumber/

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西川 和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中! http://www.iwh12.jp/blog/

2008/10/03 01:14
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