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5月号【折原みか + ニコンD3X】2週目

~ISO800でも楽々!


 2週目カメラの設定は、上ブロック右上と右下はISO800、ほかはISO400、レンズは「Ai AF Nikkor 50mm F1.4 D」、絞りF3.2~3.5、シャッタースピードは1/125~1/200秒。下ブロック右下はISO100、ほかはISO200。レンズは左上と左下が「Ai AF Nikkor 85mm F1.4 D (IF)」、右上と中央が「Ai AF Nikkor 35mm F2 D」、右下はAi AF Nikkor 50mm F1.4 D。絞りF3.2~F5、シャッタースピードは1/160~1/200秒となっている。

 「D3」も含め知り合いのカメラマンから話を聞くと、ISO800でグラビアを撮影しても全く問題無いという。これまで照明を使わなければ撮れなかった場所でもISO800にすれば撮影可能で、機動力が増し写真の幅が広がったとのこと。確かに自然光や地明かりだけで撮るのと、照明を使うのとでは、上がった写真のテイストも全く違ったものとなる。筆者の場合は「D2X」なので、実用になる上限はISO400(ライブ撮影などを除く)。その場の明かりだけで撮るとすると、このISO800かISO400かの差は結構大きい。

 カメラ的な発想をすれば、ISO感度はそのままで暗い分絞りをあけ、低速のシャッタースピードにすれば写るには写るが、相手が人間の場合、カメラマンの手ブレはもちろん被写体ブレ、そして絞りを開け写界深度が浅くなると、ピンボケの率が高くなる。即ち使えない写真になる確率が高くなるのだ。仕事で撮る場合は、使える写真のヒット率を高くするのが優先事項だと思っているので、高感度で普通に写るデジタル一眼レフカメラの方がありがたいのはいうまでもない。


 実際こうして見てもISO400やISO200、ISO100の写真と何ら変わらない。もちろん感度を高くする必要があるということは、基本的に光量が足らないためであり、色乗り自体は悪くなる。それを差し引いてもこれだけ撮れれば十分だ。

 今週、下ブロックは筆者には珍しく、35mm、50mm、85mmとレンズを3本使い分けている。現像時に調整しているので、この写真からはわからないが、加えて手持ちの「Ai AF Nikkor 24mm F2.8 D」の計4本のレンズの中で、85mmだけ明らかに色が違い、具体的には少しアンバー気味となる。これは今回に限らず、「D1X」で使っていた頃からなので、このレンズの特徴なのだろう。FXフォーマットでグラビアを撮るなら一番それっぽく写るレンズでもあり、お勧めの1本だ。

 D3Xのボディに関しては何もコメントすることは無い。ただ敢えてあげるとすれば、裏の十字ボタン(マルチセレクター)は個人的にはD2Xの方が押し易い。D3とD3XはストロークがD2Xと比較して長く、必要以上に押し込まないと反応しない。ほかの部分はほぼ同じで違和感を感じないのだが、どうもここだけはD3の時から気になった部分でもあり、今回D3Xを使ってもこの感じは変わらなかった。

 みかちゃんは、流石に連日グラビア誌に載っているだけあって、非常に撮り易く、ついつい普段のDVDビデオ・ジャケ写撮影モードへスイッチが入りそうになる。が、あまり過激な写真を撮ってもここでは掲載できないので自主規制(笑)。和やかに且つハイテンポ(ハイテンション!?)で現場は進行して行った。(つづく)

actress 折原みかAVILLA
photographer 西川和久
ニコンD3X
Ai AF Nikkor 85mm F1.4 D (IF)
Ai AF Nikkor 50mm F1.4 D
Ai AF Nikkor 35mm F2 D



URL
  ニコン
  http://www.nikon.co.jp/
  ニコンD3X関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/12/06/9744.html
  バックナンバー
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/weekend_backnumber/





2009/05/15 01:36
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