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Seculine「Zigview S2B」

〜一眼レフカメラを「ライブビュー付」にグレードアップできる!

Zigview S2B
価格は4万1,000円

Zigview S2Bを装着して。自宅に植えた芝桜を撮影。花芯が中央からずれた構図を狙ったため、MFでの撮影となったが、Zigviewのモニターは十分MFにも対応できた

ニコンD80 / トキナーAT-X M100PRO D 100mmF2.8 / F22 / 1/20秒 / WB:オート / 0.33EV / ISO100
 一眼レフカメラの特徴の1つは、光学ファインダーに映る被写体を「見たままに撮れる」ということ。仕組みは極めて単純。光がレンズを通過し、ミラーに導かれて、ペンタプリズム(ペンタミラーの場合もあり)を経由して、最後にファインダーで像を結ぶというもの。

 現行の一眼レフは、アイレベルファインダーを搭載するのが一般的だ。手でカメラを持ってアイレベルで撮影する場合には何の支障もない。しかし、その一方、地上付近に被写体があることが多いマクロ撮影の場合、カメラを低い位置に構えるために地面に腹這いになる必要性が生じてくる。

 かつて、フィルムが一般的だった時代は、一部のハイエンド一眼レフは「ファインダー交換機能」を搭載していた。おかげで、アイレベルファインダーをウエストレベルファインダーに交換するだけで、ローアングル撮影の際にファインダーを覗きやすくなり、ピントや構図のチェックがしやすかったものだ。

 メーカー側もその不便を認識していたようだ。そこで、ファインダーが固定式のカメラでもローアングル撮影が容易に行なえるように、アイレベルファインダーの先に装着するL字型の「アングルファインダー」という道具の販売に力を入れ始めた。

 しかし、アングルファインダーにも欠点はある。メーカーや機種によってそれぞれの専用品を買い直す必要があったり、アングルファインダーの接眼部に目をつけるようにして覗くので撮影者の位置の自由度が低かったのだ。さらに、近年になって広まった、コンパクトデジタルカメラ搭載の可動式液晶モニターによるライブビューと比較すると、ピントや構図のチェックの面で見劣りしてしまう。


パッケージを開けると、本体以外に各社デジタル一眼に対応させるためのアダプターが多数同梱されている
 そこで気になって試した今回のアイテムは、多彩なメーカーの一眼レフカメラに対応できるデジタルビューファインダー「Zigview」だ。同製品は韓国Seculineの製品だが、日本ではベルボンが取扱い窓口となる。また、販売はベルボンのWebサイト「Zigview on line shop」で行なわれる(ネット販売専用モデル)。

 光学式のアングルファインダーと異なり、CCDカメラと液晶モニターの組み合わせによるもので、液晶モニターが自在に回転でき、アングルの自由度が高いのが特長だ。一眼レフのファインダー部に固定するため、デジタルカメラのみでなく、フィルムカメラにも対応できる。Photokina2006で発表された最新モデル「Zigview S2」には、APS-Cフォーマットのデジタル一眼レフに対応する「S2B」とフルサイズデジタル一眼レフやフィルム一眼レフ対応の「S2C」があり、価格はどちらも4万4,100円。今回試用したのは、APS-Cフォーマットデジタル一眼レフ用の「S2B」である。


 一般的なアングルファインダーは、カメラメーカー各社が特定の製品専用として作っているので、そのまま取り付けが可能だが、Zigviewは各社のカメラに対応できる構造である。そのため、まず使う前に、自分のカメラにあった「アイピースアダプター」を選んでZigviewに取り付ける必要がある。アイピースアダプターはニコン用、キヤノン用など、各社に合わせたものが同梱されている。取り付けは、付属のネジをドライバー使って固定するだけだ。


Zigviewは使うカメラに対応させるアダプターをネジ4点で固定する ニコンD80に取り付けようとしているところ。対応させるアダプターをつけたあと、カメラのアイカップを外し、ファインダー接眼部に取り付ける

 ただ、実際に組み立て確認すると、全視野が見えないことがある。その場合に備えて、取り付け部の角度を変えられるよう、厚みの異なる3種類の「アングル調整用メタル板」も用意されている。これを組み込むことで、ファインダー視野下部の情報表示まで見えるようになれば調整終了である。


ZigviewにニコンD80に対応するアダプターを取り付けて、そのまま組み立てた。ファインダー視野下部の情報表示が見えていない 添付のアングル調整用メタル板を組み付けて調整。ファインダー全視野が見えるようになった

 Zigviewはリチウムイオン充電池による駆動のため、付属のACアダプターで充電してから使う。2時間ほどの充電時間だが、電池のもちは良く、しばらく使っていても残量のインジケーターは減らなかった。

 屋外でのローアングル撮影に使ってみたが、液晶モニターのサイズが大きく、構図だけでなくピントの調整も十分できる。花の接写の場合、ピント位置が必ずしもカメラのAFフレームの位置にならないので、マニュアルフォーカスでじっくりピント合わせができるというのは大変便利。今までなら、腹這いになっているか、ファインダーを覗くのが無理であきらめていたような構図でも、楽に撮影ができる。Zigviewの液晶モニター部は、自由な角度をつけることができ、撮影者の位置を選ばないのもアングルファインダーにない利点である。


Zigviewはローアングルだけでなく、セルフ撮影にも使える。電源スイッチを軽く押すと、表示される像が上下反転する Zigviewの電源はリチウムイオン充電池。付属のACアダプターを本体に取り付けて充電する

 今回はZigview単体のみを使ったが、カメラに合わせた別売のリモートコードを使うとZigviewからカメラを制御でき、バルブ時の長時間撮影の露出時間のコントロールやインターバル撮影など、さまざまな使い方ができる。単に「ビューファインダー」にとどまらないユニークなアクセサリーである。



URL
  ベルボン(Zigview輸入総代理店)
  http://www.velbon.com
  製品情報
  http://www2.bbweb-arena.com/velbon/
  Zigview on line shop(販売サイト)
  http://www.velbon.com/jp/tokushuu/zigview/zigview.html
  セキュライン
  http://www.secu-line.com


( 木村 英夫 )
2007/04/10 01:49
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