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ニコン DK-21M

ファインダー像が(ちょっぴり)大きく見える拡大アイピース

DK-21MをD200に装着したところ。純正なのに、あまりマッチしているといえないのは、専用品ではないから。標準の接眼目当て(アイカップ)より少し厚みがあるので、液晶モニターに鼻が触れにくいメリットもある
 デジタル一眼レフのファインダーにストレスを感じない人はまずいない。大半のデジタル一眼レフは、画面サイズが35mmフィルム一眼レフの1/1.5程度しかないので、ファインダーで見える像の大きさも相応に小さい。

 ファインダー倍率の数字だけは、いわゆるAPS-Cサイズの機種の場合、0.75倍から0.95倍と高いが、これはデジタル一眼レフには中望遠となる50mmレンズを基準にした数字なので、高くて当たり前。35mmフィルム一眼レフと比べたいのであれば、焦点距離を換算するときの数字(ニコンやペンタックス、コニカミノルタなら1.5、キヤノンのEOS 20Dなどなら1.6)で、ファインダー倍率の数字を割ってやる必要がある。

 ちなみに、ファインダー倍率とは、肉眼で見える被写体の大きさに対する、ファインダー像の被写体の像の大きさの比率である。ファインダー上の被写体の像が、肉眼で見るのと同じ大きさであれば1倍(または等倍と言う)で、それよりも数字が低い場合は、肉眼で見るよりもファインダー像のほうが小さいことを意味する。

 スペックとして用いられるのは、標準レンズ(35mmフィルムカメラでは50mmレンズ)を装着し、視度を標準に設定した状態で、撮影距離無限遠のときの数値である。ちなみに35mmフィルム一眼レフでは0.7倍から0.84倍程度。

 これに対して、デジタル一眼レフのファインダー倍率を35mmフィルムカメラに換算すると、いわゆるAPS-Cクラスではトップのペンタックス*ist DS2(公称のファインダー倍率は0.95倍)やニコンD200(同0.94倍)で0.63倍相当、キヤノンEOS 20D(同0.9倍)で0.56倍相当、キヤノンEOS Kiss Digital N(同0.8倍)やニコンD70s(同0.75倍)などは0.50倍相当。35mmフィルム一眼レフと比べると、ろくでもない状況であるのがわかる。


マグニファイングアイピースDK-21M。ファインダー像を約1.17倍に拡大する。ちなみにゴム部分は接着で取り外せない
 これをもっとマシにしようというのが、今回紹介するニコンのマグニファイングアイピース「DK-21M」。ファインダー接眼部に取り付けて、ファインダー像を約1.17倍大きくしてくれるシナモノだ。標準価格は3,150円。対応機種はD200、D100のほか、フィルム一眼レフのF80、F60となっている。D70/D70sやD50が入っていないのは、ファインダー像の見え具合がニコン的基準を下回るからということらしい(付けられないわけではないので自己責任でお試しいただく分には問題はない)。ちなみに、D2Xなどに対応するDK-17M(5,250円)も存在する。

 装着方法はいたって簡単。カメラに付属している接眼目当てDK-21を上にスライドして外し、DK-21Mを上から差し込むだけでOKだ。これでファインダー倍率が約1.10倍、35mmフィルム換算で約0.73倍相当となる。フィルム一眼レフと比べればけして高いとはいえないが、まあ悪い数字ではない。

 見えるファインダー像は、素のままに比べてワンサイズ大きく見え、それなりに“使えるファインダー”になってくれる。ただ、見え味の点では若干落ちる。いくぶんシャープさが悪くなって、視野の周辺部では多少流れるような見え方になる。

 ファインダー像の見え方には使用者の眼との相性があるので厳密なことはいえないが(乱視のせいではないかと踏んでいるのだが確証はない)、無理やり倍率を上げているのだから、見え味的には若干落ちるものなのだろうと思う。人によっては、使わないほうがピントの山がつかみやすいかもしれない。


EOS 20Dにも無改造で装着できる。格好ははよろしくないが、まあ、文句は言わない
 難点は、少しばかり視野がケラレてしまうこと。これは説明書にも書かれていて、メガネを使用している筆者は、かなり切ない思いをした。ただ、裸眼でめいっぱい目を近づけて覗けばほぼ全視野を見ることができるので、メガネがいらない人なら試してみる価値はある。なにせ、実売価格は2,520円だ。ダメモトで買える安さなのだ。

 ついでに書いておくと、このDK-21Mは、キヤノンのEOS 20Dにも装着できる。もちろん、無改造で、である。見え味的にはやはり素のままよりは落ちるし、もちろんケラレも発生する。合成ファインダー倍率は35mmフィルム換算で0.66倍となる。が、素のままよりは大きなファインダー像が見られるので、キヤノンの純正品が出るのを待ちきれない方はチャレンジしてみるのも一興だろう。


素のままのD200のファインダー画面。見た目の大きさは以下の写真と統一を図った DK-21M装着時。メガネ使用の筆者の見え方はこんな感じ。四隅はケラレ、視野外表示もほとんど見えない。シャープさも多少低下する。裸眼だともっと広く見える 複数枚の画像を合成してDK-21M装着時の見え方を再現。サイズ的にはまずまずといえる

今度はアイアールキューブのアダプターでDK-17Mを装着。像倍率は若干高いものの、DK-21Mよりもケラレが大きく、実用性には問題ありだと思う 同様にDK-17Mも合成でサイズを再現してみた

素のままのEOS 20Dのファインダー画面。ピントの山がとてもつかみづらいので、どうにかできないかと思っていた DK-21M装着時の20D。D200との組み合わせよりケラレが大きい しかし、筆者にはピントの見え具合がD200+DK-21Mよりいいように感じる。もちろん、個人差があるだろう


URL
  ニコン
  http://www.nikon.co.jp/
  製品情報
  http://www.nikon-image.com/jpn/products/accessory/slr/finder/eyepeace.htm


( 北村 智史 )
2006/01/19 02:03
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