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ケンコー ストロボディフューザー 影とり

〜その手があったか!! アイデア勝負の内蔵ストロボ拡散板

標準価格:3,360円


ニコンD50に「影とり」を装着。レンズはマイクロニッコール60mm F2.8
 ストロボにまつわるアクセサリーは数多く、ストロボ光を拡散させる、いわゆる「ディフューザー」もその定番のひとつだろう。今回紹介する「影とり」もその一種だが、クリップオンタイプの外付けストロボではなく、内蔵ストロボでの使用を想定したというアイデアが珍しい。

 見た目はホールレフ板のようで、装着も同様。レンズに対して行なう。つまり、鏡胴が回転するタイプのレンズでは使いづらく、インナーフォーカスタイプのレンズを選ぶとよいだろう。また、一部のホールレフと異なり、ボディを締めるためのゴムひもなどもないため、レンズ自体にある程度の太さがほしい。

 もっとも、最近のデジタル一眼レフカメラに搭載された内蔵ストロボの調光精度は高い。しかし、屋内での手持ちマクロ撮影などでは、影がくっきりと出たり、背景が暗く落ちることは多い。スローシンクロで解決できるが、スローシャッターになるため、それなら最初から三脚に据え、地明かりで長秒時露光を行なったほうが結果に満足できるだろう。

 今回はニコンD50とマイクロニッコール60mm F2.8との組み合わせで試してみた。このレンズは前玉が引っ込んでおり、鏡胴自体がある程度のフードの役割を果たしている。そのため、フードはつけず、直接レンズ先端に取り付けてみたところ、フォーカスリングが影とりとの取り付け部に覆われてしまった。素直にレンズフードをつけたほうがよさそうだが、手近にあいそうなフードがなかったので続行した。


背面から。鏡胴の太さにもよるが、取り付け部はしっかりした印象 パッケージ。某誌でストロボ論を展開する馬場信幸氏の推薦文も たたんで付属のケースに入れた状態

 効果は十分にある。確かにストロボ光が柔らかくなり、ストロボを直射したときの強い影やキツいコントラストが低減する。ただし、ストロボ光が弱まるので、露出補正をするなど1EVほど明るく振ったほうがよいようだ。そのぶん直射よりシャッター速度が遅くなるが、スローシンクロよりは速いのでまあ仕方がない。

 また、被写体までの距離にもよるが、基本的には内蔵ストロボから離したセッティング、つまりレンズ先端へ取り付けたほうが高い効果が得られるようだ。もちろん、前後にずらすことで光量や影が変わる。レンズの操作系に依存するが、そのあたりの調整ができるのも影とりの面白さだろう。

 影とりの効果はもうひとつある。レンズによる内蔵ストロボのケラレをある程度ごまかせることだ。あまりにも大きいケラレや、真っ暗な状態など完全に消すことは無理だが、内蔵ストロボを使用する際の悩みが減るのはうれしい。

 収納方法は、レフ板のように折りたたむタイプ。外付けストロボをバウンスさせたほどの効果はないが、外付けストロボを持ち歩くよりは軽い。また、バウンスさせようにも天井や壁などが遠いことも多いことを考えると、手持ちマクロ以外にも、モデル撮影会など活躍の場は意外に多いのではないだろうか。

 この夏は、ディフューザーメーカーとして有名なLumiQuestブランドも内蔵ストロボ専用の「ソフトスクリーン」を発売するので、「内蔵ストロボディフューザー」がジャンルとして立ち上がりそうな予感だ。

※作例は撮影した画像をコピー後、リネームしたものです。
※キャプションの作例データは、記録解像度(ピクセル)/露出モード/露出時間/レンズF値/ISO感度/露出補正値/ホワイトバランス/35mm判換算の焦点距離です。


内蔵ストボロオフ
3,008×2,000 / 絞り優先AE / 1/4秒 / 5.6 / 0 / 200 / オート / 90mm
内蔵ストロボ直射
3,008×2,000 / 絞り優先AE / 1/60秒 / 5.6 / 0 / 200 / オート / 90mm

影とり露出補正なし
3,008×2,000 / 絞り優先AE / 1/60秒 / 5.6 / 0 / 200 / 90mm
影とり+露出補正(+0.7EV)
3,008×2,000 / 絞り優先AE / 1/60秒 / 5.6 / 0.7 / 200 / オート / 90mm

影とり+スローシンクロ(夜景ポートレートモード)
3,008×2,000 / 絞り優先AE / 1/20秒 / 3.3 / 0 / 400 / オート / 90mm


URL
  ケンコー
  http://www.kenko-tokina.co.jp/

関連記事
銀一、デジタル一眼の内蔵ストロボ用ディフューザー「ソフトスクリーン」(2005/07/27)
ケンコー、レンズフードに装着するディフューザー「影とり」(2005/06/15)


( 本誌:折本 幸治 )
2005/08/23 01:01
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