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Loreo 3D LENS IN A CAP

撮った写真が飛び出す? 立体写真が簡単に!

価格:93ドル

 先日、レポートをお届けした「PC LENS IN A CAP」を作っているLoreoは、実は、香港でステレオカメラを中心に製造しているメーカーである。PC LENS IN A CAPの姉妹品で「3D LENS IN A CAP」という製品があるので、チェックしてみた。ところが名前の印象とは異なり、「LENS IN A CAP」ではないような……

 ところでみなさんは「ステレオ写真」をご存じだろうか? ほとんど同じ(しかし全く同じだと立体にならない)構図で左右に微妙にずれた写真を見ると、立体的に見えるというものだ。

 従来、ステレオ写真を撮るには、専用のカメラを用意するか、同じレンズを着けた2台のカメラを用意して、プレートに並べて同時に撮るとか、ペンタックスで出している「レンズの前に着けるアダプター」(1万円くらいする)を用意して撮影するなど、道具にコストや手間がかかった。

 また、ステレオ写真自体も流行り廃りがあり、10年くらい前に、今はなき用品メーカー「スティツ」が3万円くらいでステレオ写真用のアダプタを出していた頃もあった。リバーサルフィルムで撮影し、専用のビューワーで鑑賞する方法。プリントしてビューワーか裸眼(結構慣れが必要)で観察すると、画像が飛び出して見える。実際に立体に見えると結構感動する。


Loreo 3D LENS IN A CAPの入っていた箱。マウント種別は手でチェックが入れてある。「T」の文字は、APSフォーマット用を表している。このパッケージから他にEOS、ペンタックスK、オリンパスOMがあることがわかる 安価なレンズの割に結構本格的な造り。ペンタックス等のアダプタ式ではなく、この「3D LENS IN A CAP」自体にレンズが入っている。かつてLeitzが出していたステレオ写真用レンズ「ステマー」のように、左右2組のレンズが組み込まれている 絞りはF11とF22の2段切り替え式。レバーで切り替えるが、途中で止めても「F11とF22の中間値」にはならない……

 マウントは固定式。今回テストしたのはニコンマウントだが、F80をベースとしたデジタル一眼では露出計が全く動かないので、あらかじめ他のレンズを着けて測った露出をベースとして撮影した。ピント範囲はパッケージによると1m〜∞とあるが、「山」と「人」と「花」のゾーンフォーカス式のピント合わせ機構もついている。子どもの頃使った「オリンパスEC-2」を思い出した。昭和40年代のレンズシャッター機では一般的だったピント合わせだ。ピント合わせ機構を動かすと、マウント面から見ると、レンズが前後するのがわかる。


※作例のリンク先は、撮影した画像データそのものです(ファイル名のみ変更してあります)。クリックすると撮影した画像が別ウィンドウで表示されます。

※キャプション内の撮影データは、画像解像度(ピクセル)/露出時間/絞り/ISO感度/露出補正値です。


三社祭の御神輿を撮影。PCのモニター画面でもじっと見ていて慣れてくると立体視できる。御神輿が飛び出してくるように見えるのだ
3,024×2,016 / 1/30(秒) / マニュアル / 100 / -0.5
御神輿を、カメラを縦位置にして撮影。画面は横長だが、実はこのまま立体視できないのでNG! 寝ころんで見れば立体視できるが……
3,024×2,016 / 1/15(秒) / マニュアル / 100 / 0.5

小さな子ども神輿の上の鳳凰のみを撮影。撮影距離を「花モード」にしたが後ピン……
3,024×2,016 / 1/30(秒) / マニュアル / 100 / 0.5

デジタル画像をプリントアウトしてチェックするビューワー。これは2種類あるうちのデラックスビューワー。ハガキサイズにプリントし、ビューワーにセットすると、立体視に慣れてなくても誰でも確実に「立体」に見える優れもの! 24ドル こちらは安価な簡易型ビューワー。これもプリントアウトしたものを覗くことで立体視する。1.7ドル

 「ステレオ写真」というジャンル自体は、決して新しいものではないが、デジタル一眼で撮影し、パソコン画面で立体視をするのは全く新しい体験。さらに自分でプリントしてビューワーで見るのも楽しい。ステレオ写真の楽しさを安価に再発見させてくれる優れものだ。



URL
  Loreo(英文)
  http://www.loreo.com/


( 木村 英夫 )
2005/06/09 00:23
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