トピック

圧倒的な速度と信頼性で撮影を支えるProGrade Digital CFexpress Type Aで挑む星空風景

高さ20mに及ぶ縦柱状節理の巨大な1枚岩と星の軌跡を重ねた。北天の日周運動を約6時間にもわたる長時間でも問題なく記録できた
ソニー α7R V/FE 20mm F1.8 G/20mm/マニュアル露出(F2.8、300秒)/ISO 800/WB:オート/70枚を合成

満天の星を写す星空風景。ときには数千枚にもおよぶ連写や長時間のインターバル撮影を持続するこの撮影ジャンルは、データ記録において極めて過酷な環境といえます。夜空が魅せる一瞬の奇跡を逃さず、確実なデータとして作品へ昇華させるためには、記録メディアへの高い信頼性も欠かせません。今回は星空撮影の最前線で選ばれ続けている「ProGrade Digital(プログレードデジタル)」のメディアとリーダーの魅力に湯淺光則さんが迫ります。

湯淺光則

香川県出身、兵庫県尼崎市在住。リアルネイチャーフォトグラファーでありながらファンタジックなフォトも得意とする。星空を中心とした「星景写真」が得意だが、姫蛍、海蛍、光るキノコなど、夜に自然に光る物を良く撮っている。
・YouTube:NORI PHOTO
・星のソムリエ(星空案内人)
・NORI星景写真講座主催

※本企画は『デジタルカメラマガジン2026年7月号』より転載・加筆したものです。

奈良県の曽爾高原で撮影したオリオン座の大星雲、M42。OM-3 ASTROに超望遠レンズを装着して撮影した。天体写真としては短時間となる30秒で16枚の撮影だ
OMDS OM SYSTEM OM-3 ASTRO/M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO/500mm(1,000mm相当)/マニュアル露出(F4.5、30秒)/ISO 3200/WB:オート/16枚を合成

ProGrade Digitalが星空撮影で選ばれる理由

私の星空風景撮影ではワンショットでの撮影も多いが、長時間の日周運動やタイムラプス、天体写真のスタック撮影、あるいは星空ポートレート動画の撮影なども頻繁に行う。星空風景撮影では、カメラやレンズに注目が集まりがちだが、実は撮影を支える記録メディアの信頼性も極めて重要である。

特にタイムラプスでは、数千枚単位の高画素非圧縮RAWデータを書き込み続ける。もし途中でカードが停止したり書き込みエラーが発生したりすれば、その夜の成果がすべて失われかねない。

その点、ProGrade Digitalのメディアは高速連写や4K、8K動画でも安定した書き込み性能を維持しやすく、高い安心感が得られる。寒冷地や夜露の多い環境だからこそ、メディアの安定性は外せないポイントだ。

専用のカードリーダーであれば「Refresh Pro」によるカードのファームウェアアップデートやサニタイズと呼ばれる初期化も行える

撮影後のワークフローにおいても高速転送は大きなメリットとなる。星空写真では1回の撮影で数百GB規模になることも珍しくなく、転送時間を短縮できることは現像や編集作業の効率化に直結する。

さらに、メディアのヘルスチェックや完全な初期化を行える「Refresh Pro」も素晴らしい。常にカードを良好なコンディションに保ち、長期運用時の信頼性向上へとつながる。

星空風景撮影は、一瞬の条件と長時間の努力の積み重ねで成立する世界だ。だからこそ、確実に記録を残せる高速かつ高信頼なメディア選びは、作品づくりを支える不可欠な土台である。

CFexpress 2.0 Type A GOLD
120GB:2万9,000円
240GB:3万9,300円
480GB:6万3,100円
960GB:11万9,400円
CFexpress 4.0 Type B GOLD
128GB:2万9,000円
240GB:4万4,400円
512GB:8万5,300円
1TB:12万7,900円
SDXC UHS-II V60 GOLD
128GB:2万2,200円
256GB:3万7,600円
512GB:6万4,800円
1TB:12万9,600円
和歌山県の串本付近の岩場にて撮影。海沿いとしては日本最高クラスの天の川が見られる。スタック撮影を行ったが、当然ストレスを感じることはなく、スムーズに記録してくれた
OMDS OM SYSTEM E-M1 Mark III ASTRO/M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO/8mm(16mm相当)/マニュアル露出(F2.8、13秒)/ISO 3200/WB:オート/15枚を合成
長野県の美ヶ原で撮影。標高は約2,000m。撮影者はとても多く、観光バスまで登場する状況だ。1回の撮影でもレスポンス良く記録できる
ソニー α7R V/FE 20mm F1.8 G/20mm/マニュアル露出(F1.8、10秒)/ISO 3200/WB:オート

タイムラプスや天体撮影など大量の撮影でもカードが止まらない

星空の世界では天体写真で2時間に240枚、タイムラプスで30秒の動画用に720枚といった大量の写真を撮影する。連続書き込みを失敗しないためにも、確実で圧倒的な転送速度を誇るProGrade DigitalのCFexpress Type Aが必要不可欠なのだ。

USB4 40Gbps対応のカードリーダーで大量の写真も高速転送できる

大量データの転送には高速なカードリーダーが欠かせない。ProGrade DigitalのカードリーダーはUSB4に対応し、最大40Gbpsの速度を誇る。下のグラフの通りUSB 3.2 Gen2に比べて2倍近くも高速だ。転送速度も安定して約1GB/秒を維持し、確実かつ高速に転送してくれる。

天体を撮影した240枚、13.1GBのRAWファイルをパソコンに転送。USB4とUSB 3で転送速度を比較した

<テスト環境>
PC:Dell Alienware 16X Aurora AC16251/OS:Windows 11 Pro/CPU:Intel Core Ultra 9 275HX(2.70 GHz)/Memory:32GB RAM/SSD:1TB, M.2, PCIe NVMe

USB4でコピー中の画面。データコピー開始から最後まで1GB/秒をキープし、安定してUSB4の上限に近い転送速度をみせた
USB 3.2 Gen2でコピー中の画面。こちらも安定して600MB/秒をキープ。USB 3.2 Gen2でも上限に近い転送速度だ

Refresh Proでいつでもカードを最新の状態に保てる

Refresh Proはカードの寿命を診断し、新品時の書き込み速度へと回復させる独自のツール。大量のデータを連続して記録する星空撮影において、速度低下によるコマ落ちは命取りだ。事前にこの機能でリフレッシュしておけば、常に最高のパフォーマンスを維持できる。

「サニタイズ」。データを完全に消去して、カードの書き込み速度を新品時の状態へと回復させる
「ファームウェアのアップデート」。ファームウェアを最新状態へと更新し、カメラとの互換性や動作の安定性を高める
湯淺光則