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My Partner:写真家の期待に応えてくれる「EOS R5 Mark II」の信頼感と表現力

ポートレート×福井麻衣子

黄色い花に包まれた幻想的なイメージにするため、望遠レンズの開放F値に設定。局地的なスポットにしか咲いていなかったが、圧縮効果のおかげで花畑にたたずんだ様子を表現できた
キヤノン EOS R5 Mark II/RF70-200mm F2.8 L IS USM/187mm/絞り優先AE(F2.8、1/1,250秒、+0.7EV)/ISO 100/WB:オート
モデル:繭乃 ヘアメイク:川口陽子 衣装協力:HENAMA

衝撃のデビューから2年が経過したキヤノンの「EOS R5 Mark II」は、高画素と高性能を誇り、撮影シーンを選ばずにハイアマチュアに支持され続けているオールマイティーな名機です。今回は春の色合いが豊かなポートレート撮影において、ポイントになる機能を中心に福井麻衣子さんに解説していただきます。

福井麻衣子

大阪府出身。写真家・内池秀人氏に師事。現在、東京を 拠点に雑誌や広告でのタレントポートレート(人物)・旅・ライフスタイルの撮影を中心に活動している。「日々の小さな感動を糧に」をテーマに、キラリと光る瞬間やその時の空気や匂いを写す。
https://www.fukuimaiko.com/
@caby_maiko(Instagram)

※本企画は『デジタルカメラマガジン2026年5月号』より転載・加筆したものです。

EOS R5 Mark II
発売日:2024年8月30日
キヤノンオンラインショップ参考価格(税込):65万4,500円(ボディー)、80万8,500円(RF24-105L IS USM レンズキット)

●SPECIFICATION
イメージセンサー:約4,500万画素(裏面照射積層型)
画像処理エンジン:DIGIC X & DIGIC Accelerator
常用ISO感度:ISO 100~51200
最高シャッター速度:1/32,000秒(電子)、1/8,000秒(メカ)
最高連写速度:約30コマ/秒(電子)、約12コマ/秒(メカ)
ボディ内手ブレ補正:最高8.5段
被写体検出:人(瞳、頭部、全身)、動物(犬、猫、鳥、馬)、乗り物(車、バイク、鉄道、飛行機)
動画記録:8K/60p ほか
ファインダー:0.5型・約576万ドット(約0.76倍)
外形寸法(W×H×D):約138.5×101.2×93.5mm
質量(バッテリー・カード含む):約746g

福井麻衣子がおすすめするEOS R5 Mark IIのポートレート設定

枚数を数多く撮る予定の撮影では容量が節約できるC-RAWに設定している。瞳検出は自動にしていれば狙った瞳にしっかりと合わせられる。ホワイトバランスは状況に合わせて色温度とオートを細かく変え、WB補正/BKT設定機能を活用し青色を強めるなどして、現場で撮影チームと色合いを確認している。

普段設定しているカメラ機能。後述するが、瞳検出機能はとても優秀。意図的な前ボケや顔を小さく配置するシーンでもしっかりとピントを合わせられる
コントラストを下げるのはモニターで写真を確認する際に、イメージをモデルと共有しやすいため。現像時に微調整して好みに仕上げる

約4,500万画素と映像エンジンによるきめ細やかな肌の再現性

EOS R5 Mark IIは人物の肌の再現性が高い。映像エンジンDIGIC Xとディープラーニング技術によって浮かび上がる肌の質感は自然で美しい印象を与えてくれる。撮影後の処理がとても容易なのも、撮影ワークフローの時短に大いに貢献する。

高画素であることの恩恵も大きく、グループショットをソロショットにするようなトリミングにも4,500万画素なら難なく耐えられる。

進化したオートホワイトバランスは複雑な光源でも肌の色を最適に整え、ピクチャースタイルやホワイトバランスを細かく好みに設定することで仕上がりの印象を自在にコントロールできる。

タングステン光の赤みがあったので少し艶っぽい肌のイメージを狙った。背もたれにもたれ掛かり、髪で片目を隠してもらっている。瞳検出の限定は右目優先にし、手前の右目にピントを合わせて浅い被写界深度で目力を強調した
キヤノン EOS R5 Mark II/RF45mm F1.2 STM/45mm/絞り優先AE(F1.4、1/160秒、+0.3EV)/ISO 500/WB:4,300K(B3,0)

女性の撮影や優しい雰囲気で撮りたいときはコントラストを下げることが多いが、逆に男性の場合はコントラストを上げつつ彩度を下げて、ハードボイルドに仕上げることもある。よく使うこれらの機能はマイメニューにまとめて、すぐに呼び出せるようにしている。フレキシブルさが求められるポートレート撮影において、スピーディーかつ正確なAFは必須だ。

EOS R5 Mark IIは、スポーツなどの動体撮影においてもAFの速さと正確さに定評があるとおり、暗所の撮影でも被写体の表情に集中できるのでとても助かっている。加えて今後の季節に懸念されるのが放熱性。EOS R5 Mark IIは冷却用の通風孔のおかげで昨年の猛暑も乗り切れた。サブ機だと温度警告が出るようなシーンでもEOS R5 Mark IIは問題がない。プロの過酷な現場でも頼れるカメラだ。

肌の色を検知して適切な色みに仕上げるオートホワイトバランス

オートホワイトバランスの肌検知機能が優秀なため、肌に緑かぶりしそうなシーンや複雑な光源のシーンでは、オートホワイトバランスに設定すると良い。きれいな肌の色を再現し、適切な色合いに仕上がる。フレーム内の顔の配分が小さいようなシーンでも肌検知は有効なため、構図に関わらず安心して使用できる。

緑の多いシーンでは肌の緑かぶりが心配だが、オートホワイトバランスの恩恵で自然な肌色が得られた。加えて葉の緑色は鮮やかに発色し、影の青転びも見られない
キヤノン EOS R5 Mark II/RF70-200mm F2.8 L IS USM/158mm/マニュアル露出(F2.8、1/100秒)/ISO 160/WB:オート
頭上からは自然光、モデルの斜め前からは蛍光灯が当たるミックス光のシーンだった。加えて、緑の葉を通した光が肌に当たっていた

動感表現とともに目つぶりも回避できる約30コマ/秒の高速連写

電子シャッター時には約30コマ/秒の連写が可能となる。ほぼ動画のような流れが撮影できるため、狙いのカットは高確率でモノにできる。特に、動きを見せるポートレートでは表情と動きの両方が決め手となるため、目つぶりのカットも除外できる。サーボAFなどと組み合わせてピントもしっかり合わせたい。

モデルにくるくると回ってもらい、ジャケットがたなびく様子を撮影した。撮りやすさを優先してモデルの動きを制限し過ぎると、表情やその動きがぎこちなくなってしまうが、高速連続撮影+で撮影すると、ナチュラルな動きと表情のポートレートが撮影できる
キヤノン EOS R5 Mark II/RF70-200mm F2.8 L IS USM/200mm/絞り優先AE(F2.8、1/1,600秒、+1.0EV)/ISO 125/WB:オート
1枚目
5枚目
10枚目
15枚目
20枚目
30枚目

意図したポイントにピントを合わせる瞳検出 右目優先/左目優先

基本的に瞳検出は常に自動に設定している。大きな前ボケ越しでもピントが合うほどその精度は確かで信頼できる。この日はモデルの左目に少し赤みが出てしまっていたので、できるだけそこを目立たせたくなかった。そのため「右目優先」に設定し、ピントは右目に合わせている。

瞳検出を右目優先にして撮影。大口径の望遠レンズが作る大きな前ボケ越しかつ、顔の配分が小さな場合でもしっかり瞳にピントが合っている
キヤノン EOS R5 Mark II/RF70-200mm F2.8 L IS USM/200mm/絞り優先AE(F2.8、1/320秒、±0EV)/ISO 160/WB:オート
撮影者に近い側の瞳に合わせる設定にするのがセオリー。意図的に違和感を表現するため奥の瞳に合わせたい場合もある

福井麻衣子がポートレートで選びたいRFレンズ3本

望遠ズームレンズのRF70-200mm F2.8 L IS USM(左)、単焦点レンズのRF45mm F1.2 STM(中央)、広角ズームレンズのRF14-35mm F4 L IS USM(右)

最後に私がポートレートにおすすめのレンズを3本紹介したい。パースペクティブによりインパクトが生まれるRF14-35mm F4 L IS USMは、ポイントを作りたいときに使う。背景が面白いシーンで、思い切り広い絵を撮ると新鮮だ。脚長効果も期待できるが、画面の周辺にモデルを配置するとゆがむので気を付けている。

RF45mm F1.2 STMは、今、最も出番の多いレンズ。50mmが大好きな私だったが、少し広い45mmの画角は使いやすく、ボケやフレアの出やすさも今の気分を表現してくれる。コンパクトなボディも取り扱いやすい。ロケでもスタジオでもここぞというときに手が伸びる。

RF70-200mm F2.8 L IS USMは、人物を際立たせたいシーンで使用している。開放F値で撮影すれば、人物に視線が強く誘導される1枚が撮れる。望遠でのゆがみのなさは顔とスタイルをすっきりと表現できる。スタイルを美しく撮りたいときに便利。

RF14-35mm F4 L IS USMを使って周囲からイメージを浮かび上がらせる

撮影場所の環境が魅力的なときに思い切って使うと、インパクトのある写真を狙える。パースによるデフォルメ効果で、前景や副題とのユニークな対比を生むポートレート写真のほか、レンズの中心にモデルを配置するとスレンダーに撮影できる効果もある。情報量が多くなるので画面の隅々まで確認して構図は決めたい。

森の中に現れた女神のようなイメージを描いた。周囲の情報を最大限に入れ、モデルを中央に小さく配置した。ちょうど、差し込んでいた一筋の光をスポットライトに活用している
キヤノン EOS R5 Mark II/RF14-35mm F4 L IS USM/23mm/絞り優先AE(F4、1/100秒、±0EV)/ISO 100/WB:オート
フレーム内が緑で埋まるアングルを探した。画面の左右のバランスを均等に整えるのがポイントだ
広角レンズのパースによるデフォルメ効果を狙った。個性的な花を手前に大胆に配置。広角では、背景もしっかり入るため、天井の構造や先に続く緑のラインも取り入れている
キヤノン EOS R5 Mark II/RF14-35mm F4 L IS USM/14mm/絞り優先AE(F4、1/200秒、+0.7EV)/ISO 200/WB:5,200K(B4,G3)

RF45mm F1.2 STMによるトレンドの描写で自分らしい作画をする

コンパクトなボディながら開放F値がF1.2という大口径レンズ。EF50mm F1.2L USMを参考に設計したそうで「写り過ぎない描写」が情緒を感じさせて気に入っている。45mmという焦点距離もポートレート撮影の際に、モデルとコミュニケーションが取りやすくて良い。

色と形の面白い植物を生かし、1枚の絵のようなイメージで撮影。大きくぼかしているので手前の葉のボケが写真に立体感を与えている
キヤノン EOS R5 Mark II/RF45mm F1.2 STM/45mm/絞り優先AE(F1.4、1/2,500秒、±0EV)/ISO 100/WB:5,200K(B5,G5)
小型・軽量サイズのため、俯瞰したアングルの撮影もスピーディーに行える。モデルへの指示も的確に出せる
少し引き気味のシルエットでスタイルの良さが分かるように撮影した。F1.4でボケを生かし、アンニュイな雰囲気に。良い意味でゆるさのあるレンズだが、ゆがみは少なく、建造物などもまっすぐ撮影できている。色の再現度も良い
キヤノン EOS R5 Mark II/RF45mm F1.2 STM/45mm/絞り優先AE(F1.4、1/160秒、+1.3EV)/ISO 250/WB:4,300K(B3,0)

RF70-200mm F2.8 L IS USMの強烈な圧縮効果と大きなボケでモデルを引き立てる

背景から人物をしっかりと際立たせるポートレートの王道レンズ。奥行きのある場所や前ボケが魅力的なシーンが適している。F2.8通しの大口径望遠ズームレンズの割に小型・軽量なのもモデルに威圧感を与えないし、ロケ撮影での取り回しが良く、手持ちでの撮影も苦にならない。

奥行きのある場所でシンプルにモデルを際立たせる構図で撮影した。背後にあるのは自動ドア。大きくぼかすことで、人工物も気にならない。視線をもらうことで、強い意志を感じさせている
キヤノン EOS R5 Mark II/RF70-200mm F2.8 L IS USM/200mm/絞り優先AE(F2.8、1/1,250秒、±0EV)/ISO 320/WB:5,200K(B6,G4)
10mほど離れた場所からガラス越しにイノセントな雰囲気を目指した。ガラスでソフトフィルターのような効果をプラス。大きな葉のボケをアクセントに人物に目線を誘導している
キヤノン EOS R5 Mark II/RF70-200mm F2.8 L IS USM/200mm/絞り優先AE(F2.8、1/320秒、-0.3EV)/ISO 100/WB:4,300K(B3,0)

INFORMATION

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キャンペーン概要 キヤノン 春のキャッシュバック2026:キャンペーン|個人|キヤノン

※今回紹介したレンズのうち、RF45mm F1.2 STMは対象商品に含まれません。

福井麻衣子