先週、EOS 60Dの初搭載機能として「カメラ内RAW現像機能」をとりあげた。一点書き忘れたのは“S-RAW/M-RAWはカメラ内現像できない”ことだ。今回は全てM-RAWで撮っているので、カメラ内現像処理はできないことになる。ただこの件、逆ならわかるが、S-RAW/M-RAWより大きいRAWが対応できて、小さいRAW画像が現像できないのは性能的にも不思議な感じがする。可能であれば、ぜひ対応して欲しいところだ。
11月号の多くは単焦点レンズを使っていて、一部EF-S 17-55mm F2.8 IS USMも使用した。型番からも分かるように、レンズ内手ブレ補正機構「IS」(Image Stabilizer)付きのレンズだ。比較的明るかったのでこの機能を頼りにすることはなかったものの、それに関わらず、無条件にISをONのまま撮影した。同社のカメラはボディ内手ブレ補正を搭載せず、ISのみの対応をずっと続けてきたが、気が付くとキットレンズもIS付き。結構なラインナップも揃っている。
一般的には、キットレンズをはじめとした安価なズームレンズからレンズを揃えて、全域で明るいズームレンズや単焦点レンズへ徐々に切り替えるパターンだと思われるので、IS付きのキットレンズを付属するのはなかなか的を射た作戦だ。一方、最終的に明るい単焦点レンズが欲しくなるようなユーザーの中には、ISの有無が気にならなくなっていく層もいるだろう。いずれにしてもIS搭載レンズがますます増えていくことに期待したい。
ISO100 / WB:オート / F3.5 / 1/250秒 / M-RAW (Digital Photo Professionalで現像) |
りさちゃん、ここのところ、ロケ、撮影、舞台、イベント……と、とても忙しそうだ。この連載で3回目の登場があるかどうかはわからないが(笑)、これからも元気に頑張って欲しい。
2010/11/26/ 00:00