特別企画
EF16-35mm F4L IS USMスペシャルレビュー
待望の手ブレ補正を搭載!クラス最高画質の広角ズーム
Reported by 高橋良輔(2014/8/29 10:00)
8月2日発売の「キヤノン EFレンズ FANBOOK」(インプレス刊)より、新製品「EF16-35mm F4L IS USM」の解説と作例をまとめました。このページだけの特典として、未公開の作品も収録しています。高橋良輔さんがスイスで撮影した美しい作品の数々を、ぜひお楽しみください。(編集部)
※掲載した画像は、すべてリサイズなし・レタッチなしのJPEG撮って出しです。
全EFレンズユーザー待望の、手ブレ補正機構を搭載した最新広角ズーム。Lレンズの広角ズームの歴史は、1989年のEF20-35mm F2.8Lからスタート。誰もが2007年発売のEF16-35mm F2.8LII USMが完成形であると信じただろう。
だが、IS化の波は広角ズームにも波及し、単焦点レンズでの実績を早々にフィードバック。しかもEF16-35mm F4L IS USMは、多画素の時代に対応すべく描写性能をイチから見直し、周辺画質の向上を徹底して実施。
新設計の非球面レンズを3枚搭載するとともに、UDレンズを2枚配置。広角ズーム特有のウイークポイントが改善されている。
手ブレ補正能力はシャッター速度換算約4段分で、広角端ならば理論上、1秒でも手ブレが収まる(手ブレしないシャッター速度を1/15秒とした場合)。
また、手ブレ補正段数を絞り込み用に使うならば、ISO感度を変えずにF16まで絞れる計算だ。どのように使うかはユーザーの自由だが、広角ズームでの撮影環境が大きく広がったことを疑う余地はない。
光学系の特徴は最新設計の非球面レンズにあり、素材ベースから技術を再考。これまでにない形状を取り入れることで、クラス最高の画質を誇る。
補正がとくにやっかいな歪曲収差や像面湾曲にも配慮されており、風景や建築の撮影に最適な1本となる。
(続きはキヤノン EFレンズ FANBOOKで)
キヤノン EFレンズ FANBOOKとは?
「マニュアルがなくてもわかる機種別ガイド」キヤノン純正レンズ、全47本の特徴と性能を目で見て理解できる「FANBOOKシリーズ」第5弾!
1987年の登場以来、EOSシリーズの眼として世界中のカメラマンたちを魅了し続けてきたEFレンズ。2014年4月に約27年の時を経て、世界で初めて累計生産本数が1億本を突破した。現在発売されているEFレンズ、EF-Sレンズ、EF-Mレンズはじつに69本にもおよび、質・量ともに他メーカーを圧倒している。
このムックでは、最新レンズを含む47本を厳選。広角編、標準&高倍率編、望遠編、大口径編の4つのカテゴリーに分類してレンズを紹介。また、カテゴリー別の使いこなしテクニックや開発者インタビュー、解像力やボケ味のテストなども実施。欲しいレンズの性能や特徴が目で見て理解できる。
撮影協力:スイス政府観光局、スイストラベルシステム